私たちは、在日ベトナム人の方々を対象とした日本語教室「Japanese for you」を中京大学名古屋キャンパスで運営しました。このプロジェクトは、高校生の皆さんにも、異文化交流やボランティアの大切さ、そして自分の学びを社会に還元する意義を知ってもらいたいという思いから行ったものです。
活動内容と目標
毎週日曜日に日本語教室を開催し、生徒の日本語レベルに応じて初級、中級、会話クラスの3つに分けて授業を行いました。愛知県内だけでなく、茨城県や大阪府など全国からも参加があり、最終的には7クラス32名が参加しました。授業後は生活面の質問や相談にも応じ、勉強だけでなく生活全般をサポートすることを心がけました。
生徒から集めた運営協力金(寄付金)は、一般社団法人BETOAJIを通じてベトナムの貧しい子どもたちへの奨学金支援に充てました。これにより、日本で学ぶ在日ベトナム人の皆さんの成長を支えつつ、故郷の子どもたちにも学びの機会を届けることができました。
課題と対応
コロナ禍の影響でオンライン授業へ切り替えた際、通信環境の不安定さが課題となりましたが、Zoom以外にもGoogle MeetやMessengerを試すなどして対応しました。運営協力者が少なかったためSNSで協力者を募集し、メンバーを11名から18名まで増やすことができました。後半は口コミで生徒が増え、さらに多くの方に学びの場を提供できました。
成果と達成度
- 7クラスを実施し、全国から参加者が集まる教室へと成長
- 最終的に32名の生徒が継続的に参加
- 参加者からの寄付金総額40,500円をBETOAJIへ奨学金として寄付
- 勉強意欲の高い生徒とボランティアの協力者をつなぐ架け橋となった
自己評価による達成度:70%
改善点・やり残したこと
Facebookページでの日本語学習コンテンツ発信や、大学でのベトナム旧正月イベント開催、アンケートによる学習成果の把握が十分にできませんでした。イベントは他施設で実施しましたが、中京大学での開催が叶わなかった点は残念でした。
活動を通して得た気づき
このプロジェクトを通じて、時間調整や多様な人々との出会い、そして誰かの学びや成長をサポートする喜びを感じることができました。自分の活動が少しでも故郷の発展に役立っていると実感しています。今後もこの教室を続け、将来は社会人として地域や国際社会に貢献していきたいと思います。
今後チャレンジしていきたいこと
今後も現在の規模で日本語教室を継続し、就職後も地域発展に貢献する活動を続けたいと考えています。
これからチャレンジしたい学生へのメッセージ
新しいことに挑戦したい人は、ぜひチャレンジ奨励金制度を活用し、大学生活をより充実したものにしてください。