本プロジェクト「食事checkで掴めwin!!」は、中京大学のアスリートたちに管理栄養士のサポートを受けてもらい、食事と栄養の大切さを実感し、パフォーマンス向上につなげることを目指して行われました。高校生のみなさんにも、スポーツにおける「食」の重要性や正しい知識を身につけることの意義を伝えたいと思います。
活動内容と目標
アスリートたちは、朝・昼・晩の食事や軽食の写真を撮影し、料理名や食材を記載した上で専用SNSアプリを通じて管理栄養士へ送信。管理栄養士からは、足りない栄養素や量、目標に応じたアドバイスを受けました。期間は2週間~1か月で、選手の部活動や学業スケジュールも考慮しました。
目標は、選手が食事について良い印象や体感的な変化を得ること、そして学んだことを活かして今後もパフォーマンス向上や周囲への意識変革につなげることでした。
課題と対応
パフォーマンスや体調の変化はインボディなど数値でしか評価できず、実際のプレー向上との因果関係を確認することが難しいという課題がありました。個別に体調や取り組み状況をヒアリングしたものの、全員分を把握しきれなかったことが今後の課題です。
達成状況
- 選手によっては、体組成測定やアンケートで「食事の改善」「体調や体の変化」を実感できる結果が得られました。一方で成果が出にくかった選手もおり、期間や指導方法の工夫が必要だと感じました。
- アンケートでは、「野菜やタンパク質を意識するようになった」「食事バランスを考えるようになった」「周囲から痩せたと気付かれた」など主体的な変化が多く見られました。
自己評価による達成度:40%
改善点・やり残したこと
他の部活動にも広げ、もっと多くの選手に「食」の大切さを伝えたかったことや、事前準備・調整をより丁寧にすべきだった点が反省点です。
活動を通じて得た気づき
トレーニングや練習だけでなく、食事がパフォーマンスアップに直結する重要な要素であることを再認識しました。資格がなくとも、正しい知識を学び、個々に合わせたアドバイスができるように今後も勉強を続けていきたいと考えました。
今後チャレンジしたいこと
将来的にはアスリート向けの食堂や、学生のための相談コーナー設置など、より多くの人に「食」の大切さと実践を広めたいです。メンタルサポートの知識も身につけ、総合的なアプローチで選手の目標達成をサポートしたいです。
チャレンジ奨励金制度を活用したい学生へのアドバイス
報連相や記録をしっかり行い、下調べや詳細な計画を立てて挑戦してください。大学のサポートを活かして、思い切り楽しみながら学び、経験を自分の成長につなげてください。
実施結果
インボディ測定では、増量・減量ともに一定の成果が出た選手や、体脂肪率・筋肉量の改善が見られた選手が複数いました。アンケートでも「バランスを考えて食事を取るようになった」「補食の工夫をするようになった」など、意識の変化が多く見られました。食事を「武器」にして勝利をつかむアスリートが今後も増えることを期待しています。

