台湾研究部会

台湾統治史の研究

活動記録(2024)


| 2024 | 2023 |

・集中講義
国立政治大学文学院一一二学年度第二学期修士・博士課程集中講義「近代東アジア国際社会における日本と台湾」、於国立政治大学文学院
4月30日(火)
 檜山幸夫「台湾統治論」
5月1日(水)
 東山京子「台湾総督府文書史料論」
 檜山幸夫「台湾総督府機構論」
5月2日(木)
 東山京子「台湾総督府文書からみる霧社事件」
 鈴木哲造「帝国日本の台湾統治と技術官僚」
5月3日(金)
 東山京子「台湾総督府と台湾大地震」
 鈴木哲造「日本統治下台湾の防疫と衛生」

・調査
◆第1回 2024年8月23日(金)~31日(土)
 埔里鎮立図書館および台湾農林公司魚池茶場製茶工廠にて史資料調査、国史館台湾文献館にて台湾総督府文書目録編纂、国立台湾大学旧高等農林学校作業室磯永吉小屋にて史資料調査
◆第2回 2024年9月12日(木)~1月17日(火)
 国史館台湾文献館および国立政治大学にてディジタルヒューマニティーズ研究会、国立台湾歴史博物館にて史資料調査
◆第3回 2024年11月24日(日)~11月30日(土)
 国史館台湾文献館にて台湾総督府文書目録編纂
◆第4回 2024年12月22日(日)~12月28日(土)
 国史館台湾文献館にて台湾総督府文書目録編纂
◆第5回 2025年3月22日(土)~3月30日(日)
 国史館台湾文献館にて台湾総督府文書目録編纂

 

研究組織

氏  名 個別参加テーマ
東山 京子(研究代表者) 台湾総督府文書のアーカイブズ学的研究
鈴木 哲造 台湾における医療政策史
矢切 努 外地法制史の研究
目加田 慶人 台湾総督府文書自動解読システムの開発
山田 雅之 台湾総督府文書自動解読システムの開発
檜山 幸夫 統治論・統治思想・統治機構・史料学
大友 昌子 社会福祉政策
長谷川 純一 台湾総督府文書自動解読システムの開発
酒井 恵美子 教育・皇民化教育・日本語教育
長瀬 大樹 台湾における徴兵制と軍事援護体制
林 達夫 日本近代史
岩壁 義光 古文書解読の技術論
中田 敏夫 台湾における日本語教育
松金 公正 中国・台湾宗教社会史
川島 淳 沖縄と台湾史
高江洲 昌哉 近代日本の地方統治と「島嶼」
謝 政徳 近代台湾の地方自治制度史
櫻井 良樹 近代日本政治外交史・国際交流史
村井 源 台湾総督府文書自動解読システムの開発
寺沢 憲吾 台湾総督府文書自動解読システムの開発
川嶋 稔夫 台湾総督府文書自動解読システムの開発

研究調査期間・場所

 台湾での調査研究 国史館台湾文献館(中華民国南投県中興新村)及び国立台湾図書館や地方行政機関並びに、檔案管理局・中央研究院台湾史研究所・国立台湾歴史博物館・国立台湾大学図書館・新北市立図書館において史資料の収集を行う。

研究目的

 台湾総督府文書の収集と、収集した史料を基にした「台湾総督府公文類纂目録」の編纂および日本と台湾における台湾統治史資料の収集と、これを基にした研究を行い、「日本統治期台湾史」研究を完成させる。

 【主な目的】

 1.「台湾総督府文書目録」の編纂
 2.「台湾総督府関係資料」の調査及び収集
 3.日本における台湾統治史資料の収集とその分析
 4.台湾における台湾統治史資料の収集とその分析
 5.デジタルヒューマニティーズ研究を推進し、近代公文書の
   自動解読システムの構築を目指す。 

研究計画

 1.『台湾総督府文書目録』大正5年度の刊行及び大正6年度の編纂を行う。
 2.『台湾総督府資料集』の編纂を行う。
 3.社会科学研究所叢書として、『台湾統治史研究』を刊行する。
 4.台湾総督府文書を中心とした台湾史研究の中間的総括のための研究会を行う。
 5.科研費が採用された場合、引き続き
   大正4年から大正5年分の「台湾総督府文書目録データベース」を構築する。

交流事業

 1.国立台湾政治大学台湾史研究所における集中講義