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氏 名 | 個別参加テーマ |
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長谷川 純一(研究代表者) | 学際研究計画の策定と総括 |
野浪 亨 | 竹炭の微粒子吸着性能の科学的解明と製品化の検討 |
檜山 幸夫 | 竹炭の生産・流通に関する法制史的考察 |
大友 昌子 | 竹炭の生産・流通に関する地域社会的考察 |
河村 典久 | 竹炭の微粒子吸着性能の科学的解明と実験法の確立 |
調査期間 : 4年(2017年度~2020年度)
調査場所 : 学内、協力企業(愛知県、兵庫県、福岡県ほか)の実験室、工場等
竹を焼成してできる竹炭は、微粒子の吸着性能に優れているため、有害物質の除去や水質改善などへの応用が期待されているが、焼成条件と吸着性能の関係は十分に解明されておらず、検証実験例も少ない。一方、竹林は里山や山間地の人口減少や高齢化などで放置されたままになる例が多く、農業などへの影響も出ている。こうした課題に、理系・文系双方から取り組むのが本研究の目的である。
本研究では、竹炭の微粒子吸着特性に関する基礎研究を行うとともに、それを放射性物質(ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなど)の除去、汚水浄化、水質改善などへ応用するための調査と検証実験を進め、最終的に製品化を目指す。合わせて、竹炭の生産を行う第3セクター、中小企業、活動団体などの実態と将来性を地域経済との関係に基づいて研究する。
これまで、豊田キャンパスにおいて竹炭の製作とともに、福島におけるセシウム吸着実験、福岡県柳川における水の浄化実験を行い、また様々な竹炭の特性を生かした製品化を行ってきた。2017~2019年度は、継続してこれらの実験研究および調査に取り組む。
【2017年度】
竹炭によるセシウム吸着実験のほか、竹炭生産および水処理に関する技術動向調査、企業と共同で竹炭製品の試作と検証実験、竹炭生産の地域社会的考察などを行う。研究成果は学会で口頭発表する。
【2018年度】
竹炭や籾殻炭によるセシウムおよびストロンチウム吸着実験、水処理に関する技術動向調査、企業と共同での竹炭製品の試作と検証実験などを行う。研究成果は学会で口頭発表するとともに、学術雑誌に論文として発表する。
【2019年度】
竹炭、籾殻炭ほかによるセシウムおよびストロンチウム吸着実験、水処理に関する技術動向調査、企業と共同での竹炭製品の試作と水質改善実験などを行い、その一部を製品化する。研究成果の公開は、学会口頭発表、学術論文発表、特許出願、マスコミ報道などの形で行う。