【速報】2022年8月4日外務省発表
 台湾史研究40年、檜山幸夫社会科学研究所名誉所長が外務大臣表彰受賞!

 檜山名誉所長は、長年にわたり日本と台湾との友好親善に寄与し、「台湾における日本研究の推進」の功績が称えられ、令和4年度外務大臣表彰を受賞することになりました。
 外務省は、「多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的」として、個人と団体を表彰しています。今年度の受賞者は、個人の部が197人で団体の部が48団体、檜山名誉所長は個人の部での表彰で、8月10日に、外務省講堂において表彰式が行われます。
 檜山名誉所長は、1982年戒厳令下の台湾を訪れ、台湾省文献委員会(現国史館台湾文献館)が所蔵する日本統治時代の行政機関文書である「台湾総督府文書」を中心に、台湾における日本研究を推進し、当該委員会との学術協定に基づき『台湾総督府文書目録』の編纂を献身的に行い、さらに、国立政治大学、国立台湾師範大学、国立台湾大学等において、台湾総督府文書講習会や国際シンポジウム等さまざまな研究活動を通じて、日本と台湾との学術交流を牽引されるとともに、台湾史研究の基盤構築に尽力されました。
 本研究センターが台湾史研究の拠点となりえたのは、檜山名誉所長の功績によるものであります。今後も『台湾総督府文書目録』の編纂事業を核として、台湾における日本研究を継続していくことが、本表彰の意義を後世に伝えることであると確信しております。

外務省ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_001195.html

社会科学研究所台湾史研究センター