学術講演会・学術交流・法談会

日付 2018年1月31日(水)
講演者 名古屋テレビ放送株式会社代表取締役社長
横井 正彦 氏
タイトル 「放送の自由と自律――ネット時代のテレビの公共性」
場所 中京大学名古屋キャンパス9号館第1会議室

法学研究科では、2018年1月31日(水)15時30分より、名古屋キャンパス9号館第1会議室において、名古屋テレビ放送株式会社代表取締役社長の横井正彦氏を講師にお招きし、「放送の自由と自律――ネット時代のテレビの公共性」と題する学術講演会を開催した。

ご講演は「中京大学とメ~テレとのかかわり」を述べるところから始まった。次に、講師は、新聞とテレビの双方に携わってきたご経験から、(新聞と比べた)テレビというメディアの特性を明らかにした。すなわち、①法による規制をうけることと、②技術に規定されるメディアであることであり、これらはそれぞれ、新聞には許されない公的規制が、なぜ放送には許されるのか(①)、メディア状況が変わりゆくなか、テレビの役割はどうなるのか(②)という論点を浮かび上がらせる。以下では、これらの論点に焦点を当ててご講演が進められたが、その際、講師のご経験にとどまらず、古今東西の歴史的出来事や著名人の発言を縦横に駆使してお話を進められていることが印象的だった。
そして、①については、電波の希少性と社会的な影響力の大きさを軸に、放送の権力性を、②については、放送法の構造から読み取れる「自由と自律」の精神を基底とした放送の公共性を語られた。

ご講演後には、憲法的見地、国際法的見地、行政法的見地といった多分野にわたる質疑応答が活発に行われ、大変有意義な講演会となった。

(法学研究科主任 柴田洋二郎)