先輩の声

好きから始まる、新たな一歩
高校時代、写真を撮る楽しさを知りました。中学の美術部で絵を描くための資料として撮り始めたのがきっかけでしたが、いつの間にか写真そのものに夢中になっていました。高校では写真部に入り、大学でも写真サークルを立ち上げました。サークルを介して、職員の方に「学生広報の団体が立ち上がるのだけど、撮影に協力してほしい」と声をかけていただいたことから、私は学生広報の一員として活動を始めました。
難しさと向き合う
ライトの活動で特に力を入れたのが、フォトコンテストの企画でした。企画を広めようと、ポスターを作成したり、SNSでの発信を強化したり、さまざまな方法を試しました。しかし、思ったように参加者が集まらず、最終的にはイベントで手作りの看板を持ってキャンパス内を回り、直接呼びかけをすることまで行いました。正直、思うようにいかないことのほうが多かったです(笑)。けれど、そのたびに「次はどうするか?」と考え、行動を続けました。その経験が、自分を成長させてくれたと感じています。
伝え方を学んだ日々
チームのリーダーをする中で、自分の伝えたいことが相手にうまく伝わらない場面に何度も直面しました。指示を出したつもりでも、思ったように動いてもらえないことがありました。そのとき、自分自身も人の指示通りに動けていないことに気づきました。だからこそ、伝え方をもっと工夫しなければならないと学びました。
『求められる写真』を撮る
写真サークルでは、自分が撮りたいものを自由に撮影していました。しかし、ライトの活動では、依頼者の意図を汲み取り、「求められる写真」を撮ることが求められます。事前にしっかりとコミュニケーションを取り、どのような写真が必要なのかを確認することを大切にしました。撮る側の視点だけでなく、見る側の視点も意識するようになりました。また、プロの現場のようにスピード感も大切にするようになりました。同じ現場に複数のカメラマンがいる場合、誰よりも早く納品することを意識しました。撮って終わりではなく、写真を選定したり、編集をしたりすることも含めて、「撮影」という意識が身についたと感じています。
ライトの活動では、新聞社のカメラマンから撮影のフィードバックを受ける機会もありました。プロの視点を知ることで、自分の写真を客観的に見ることができるようになり、大きな成長につながったと感じています。
ライトでの活動が就職につながる
大学生活で「ライト」の活動に取り組んだことで、思いがけず就職の道が開けました。私は社会福祉士を目指していて、実習先で普段の活動について話す機会がありました。その際、学生広報スタッフとしてイベントの企画や写真撮影、SNSの運営などを行っていることを伝えると、実習先の職員の方に「その経験、うちの広報で活かしてみない?」と声をかけていただいたのです。
最初は驚きましたが、よく考えてみると、これまでの活動が大きな強みになっていることに気づきました。「求められる写真を撮る」ことや「イベントの企画を成功させるために工夫する」ことは、まさに広報業務で求められるスキルでした。さらに、ライト創設時に1期生として多くの人とコミュニケーションをとり、伝え方を工夫してきた経験も、実習先の職員の方から高く評価されました。
「ライト」の活動を通じて得たスキルや経験が、就職活動での大きなアピールポイントになることを実感しました。写真や広報のスキルはもちろんですが、それ以上に「自分で考えて行動する力」や「困難に立ち向かう粘り強さ」が身についたのではないかと思います。
この経験を通じて、大学時代に何かに真剣に取り組むことの大切さを改めて感じました。「ライト」での活動は、学生時代の思い出にとどまらず、私の未来を切り開くきっかけにもなったのです。これからも、この経験を土台にして、さらに成長していきたいと思います。
これから挑戦する人へ
ライトでの経験は、挑戦するには絶好の環境でした。失敗しても大丈夫です。むしろ、失敗するからこそ学べることがあると思います。どんどんチャレンジして、楽しんでください。これからの活動にも、ぜひ活かしていってほしいです!