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男子ソフトボール部 4季連続56回目 秋季大会優勝
第96回東海地区大学男子ソフトボール秋季大会が9月から10月にかけて開催され、中京大学男子ソフトボール部が見事4季連続56回目の優勝を果たしました。

渡邊拓海選手(現代社会学部3年)
秋季大会を終えた心境を、チームを代表して渡邊拓海選手に伺うと、「4季連続優勝を達成できて素直に嬉しいです」と話しました。同時に、チームとしての課題と収穫の両方があったといいます。
トーナメント第2回戦・中京学院大学との試合は、雨の影響で1週間延期となりました。この試合について渡邊選手は、「気持ちが切れそうなところもあり、重要な試合だった」と振り返りました。また、今大会では選手4人が個人賞を受賞。「プレーでチームを引っ張ってくれる存在がいるのはありがたい」としながらも、「頼るのではなくチーム全体で勝利をつかみ取りたい」と、"チームで勝つ"ことの大切さを強調しました。
9月のインカレが終了後、新チームが始動。チームの雰囲気について「3年生はいい意味で元気すぎるくらいです」と笑顔で語り、「だからこそ、学年を問わず明るく元気に練習ができている」と話します。
最後に、今大会で明らかになった守備面の課題については、オフシーズンに強化し、チームの強みである打撃にもさらに磨きをかけたいと今後の意気込みを語りました。
個人賞を受賞した4選手にもインタビューしました。

神谷蓮士朗選手(スポーツ科学部3年)
・Ⅰ部最優秀選手賞
・ゴールドグラブ賞
「打撃では、チャンスの場面での犠牲フライ、守備面では大事な場面でエラーがなかったことが評価されたのでは」と大会を振り返りました。特に印象に残っているのは、決勝の岐阜聖徳学園大学戦。「ビハインドの時間が長かったが、何とか同点に持ち込み、そこから逆転できたというのは、これから先のシーズンを戦う上での不安が少し無くなった」と語ります。オフシーズンでは、バッティングの調子のムラを小さくして、打てる時期を持続できるよう、この冬で調整の仕方を見つけていきたいと話します。「課題をしっかりと潰し、チームが勝てる一つの要因となる存在になれたら」と力を込めました。

松浦稜太選手(現代社会学部3年)
・Ⅰ部最優秀打者賞
・ゴールドグラブ賞
今大会では、序盤は思うような打撃ができなかったという松浦選手。「1日目、2日目は調子が上がらず、最終日までに修正し、決勝戦でタイムリーヒットを打つことができた。それが最優秀打者賞に繋がったのでは」と自身のプレーを振り返りました。チーム全体の打撃力の高さについては、バッティング練習の細かさに言及。「他チーム以上に、バッティング練習では細かいところまで設計し、投手に打球を指定して練習している」とチームの打撃力の高さの要因について話してくれました。松浦選手は、出身地・三重県の代表として滋賀県で開催された「~湖国の感動 未来はつなぐ~わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」にも出場。「大学の部活とはまた違う、大人と混ざった環境でプレーできて楽しかった」と充実した経験を笑顔で語ります。秋季大会優勝の瞬間については、「盛り上がりはしたが、ここがゴールではない。春が勝負」と、すでに次のシーズンを見据える力強い姿勢を示しました。

高田幸平選手(現代社会学部3年)
・プリンススポーツベストプレイヤー賞
「まさか選ばれるとは思っていなかったので、呼ばれた時はびっくりした」と喜びを笑顔で語ってくれた高田選手。自身の持ち味については、「バッティングと明るいところ」と話し、チームに元気と勢いをつけることで貢献できたのではないかと振り返ります。「チームが明るいほど、打った時は盛り上がり、打線も繋がる」と雰囲気作りの大切さを語ります。バッティングだけでなく、チームに元気と勢いをもたらす高田選手の存在は、まさにムードメーカー。オフシーズンに向けては、「もっと身体を大きくしてホームランをたくさん打ちたい」とし、明るさとバッティングの力でチームを引っ張る高田選手。さらなる成長に今後も期待が高まります。

五十嵐尚太選手(スポーツ科学部1年)
・Ⅰ部最優秀投手賞
1年生ながら、9月に行われたインカレでも登板するなど、今シーズンすでに存在感を放っている五十嵐選手。最優秀投手賞の受賞についは、チームに貢献できた部分は特にないと謙虚な姿勢を見せました。印象に残っている試合としては、登板はなかったものの岐阜聖徳学園大学との決勝戦を挙げ、「観ていて、素直に中京大学は強いなと感じました」と語りました。またオフシーズンに向けては、「球種を増やすこと」と具体的な課題を掲げ、さらなる成長に意欲をみせました。1年生ながらチームに存在感を放つ五十嵐選手。今後どのようにチームを支え、成長していくのか、注目が集まります。
春のリーグ戦に向けて、個々の成長そしてチームとしてさらなるパワーアップを誓う男子ソフトボール部に今後も目が離せません。




企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- 文:水谷希香(経営学部3年)
- 写真:中野桃花(総合政策学部2年) 水谷希香(経営学部3年)