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男子アルティメット部 責務と挑戦で日本一を目指す

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昨シーズンの全日本インカレで準優勝という輝かしい成績を収めた、中京大学男子アルティメット部「フリッパーズ」。その勢いを引き継ぎ、今シーズンはさらなる高みを目指して活動を続けています。今回は、主将としてチームを率いる松葉潤選手(スポーツ科学部4年)に、チーム作りや目標についてお話を伺いました。

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松葉潤(スポーツ科学部4年)

高校時代はハンドボールに打ち込んでいた松葉選手。北海道函館出身で、大学進学を機に体育会の部活動に挑戦しようと決意。そんな中、偶然勧誘を受けたことをきっかけにアルティメットに興味を持ち、動画を見てその魅力に引き込まれ、入部を決めました。「ハンドボールと同じ球技に分類されるものの、"ディスク"を扱うため、ボールとは違う独特の動きをすることがとても新鮮でした。また、"究極"を意味するアルティメットには、跳ぶ・投げる・走るといった運動要素がすべて詰まっていて、そこに魅力を感じました」と語りました。

昨シーズンの主力選手が卒業し、新チームとしての活動が本格的にスタート。経験の浅い選手が試合に出場する機会が増える中で、松葉選手はチームの成長を促すための取り組みを行なっています。「春の大会では、後輩たちが挑戦的に挑戦できるように、ミスを責めるのではなく、自分の可能性を広げてもらうことを意識しました」と話します。また、プレー面だけでなく、チームの結束力を高めるためにも積極的にコミュニケーションを図ってきました。部員同士の親睦を高めるため、先輩・後輩の垣根を超えて交流する機会を大切にしています。

「チームの雰囲気作りを大切にしながら、目標は全国制覇です」と力強く語る松葉主将。その言葉からは、チームを牽引するリーダーとしての強い決意が伝わってきました。

そんな「フリッパーズ」には、個人としてさらなる高みを目指す選手がいます。その一人が、2025年6月にスペインで開催される『世界U24アルティメット選手権大会』の日本代表に選出された瀧本颯選手(スポーツ科学部3年)です。

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瀧本颯(スポーツ科学部3年)

代表選考は3次選考まであり、全国各地の選手が一つの会場に集まり、試合形式での選考を経て代表が決定します。レベルの高い選手が集う選考を勝ち抜いた瀧本選手は、中京大学の新チームについて「昨シーズンは技術の高い先輩たちに引っ張っていってもらう立場でしたが、新チームでは自分がチームを引っ張る側になり、最初は戸惑いもありました。しかし、向上心を忘れず、もっと頑張ろうと自分を奮い立たせました」と振り返ります。現在は、チームを牽引する存在として活躍しています。

瀧本選手に今シーズンの目標について尋ねると、「中京大学がインカレで優勝することが1番の目標です」と力強く語りました。さらに、U24世界選手権に向けて「自分自身で勝ち取った日本代表という場所で奮闘し、チームの世界一に貢献できるように頑張ります」と強い意気込みを見せてくれました。

チームとしての目標、そして個人としての挑戦。それぞれの選手が自らの役割を全うしながら、中京大学男子アルティメット部「フリッパーズ」はさらなる飛躍を目指しています。松葉選手と瀧本選手を中心に、今シーズンの「フリッパーズ」の活躍にぜひご注目ください。


企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」

  • 文: 酒井梨奈(総合政策学部4年)