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谷口卓選手が語るオリンピックの印象
今回、広報スタッフライトは中京大学OB(2023年度にスポーツ科学部卒)で競泳選手の谷口卓(たにぐち・たく)選手に取材を行いました。谷口卓選手は2024年パリオリンピック競泳の男子100m平泳ぎ・男子4×100mメドレーリレー・混合4×100mメドレーリレーに出場されました。
―日本代表に選ばれたときの気持ちを教えてください。
人生がかかった試合だったので、喜びと安心感がありました。安心という気持ちの方が強かったです。
―大舞台に出場した率直な感想やギャップを教えてください。
緊張はしなかったです。想像がつかなくて、不安はありました。どんなものなのだろうと思っている間に終わってしまいました。試合に出ていたときより、帰国してからの周りの反響が大きいことに驚きました。試合中よりも試合前や試合後の方がオリンピックは本当にスポーツの最高峰だなと感じました。
―オリンピックへの不安はどのように解消されましたか。
周りの人たちの意見を聞いていました。オリンピックが終わった後には、一度経験してみることが、不安を解消するにはいちばんだなと思いました。
―3月の選考会から8月の本番まで少し期間がありましたが、その間に変わった出来事や自身の心境に変化はありましたか。
心境に変化はなかったです。その期間は、海外の試合を見たり、合宿したり、と色々あったので、思っていたよりも短かったイメージです。あっという間でした。
―五輪出場を視野に入れ始めたのはいつ頃でしたか。
大学4年生の全日本学生選手権の頃です。大学4年生になるまで全日本学生選手権でメダルすら獲ったことがなかったのですが、大学4年生のときに初めて優勝しました。そのとき、ちょうどオリンピックイヤーだったので、自然と目標になりました。それまでは、テレビの中の世界のもので現実味がないものだと思っていました。
―普段の大会前のルーティンがあれば、教えてください。
ルーティンはルーティンを作らないことです。自分の記録を更新していかなければならないので、ルーティンを作らずにどんどん新しいことをしていくようにしています。
―今後の目標を教えてください。
ロサンゼルでメダルを獲得することです。それまでに、しっかりと国内の大会を勝ち抜いたり、世界の試合でメダルを獲ったり、ステップアップしながらロサンゼルスに繋げたいです。
大きな目標に向かって進んでいく谷口選手のさらなる活躍に期待したいです。
企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- インタビュー:桑原一貴(経済学部3年),宇都亜衣菜(文学部1年)
- 文:石井莉子(文学部3年),江口未桜(現代社会学部2年),垣添琴葉(国際学部2年),吉増美帆(国際学部2年),伊藤光汰(現代社会学部1年)
- 撮影:青木晟(総合政策学部2年)