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陸上部全日本インカレを目指して

昨年7月に開催された、第77回西日本学生陸上競技対校選手権大会(以下西日本インカレ)で男子総合優勝、女子総合3位を果たした中京大学陸上競技部。 中京大学陸上競技部は総部員数300人程が所属する大きな団体です。今回はそんな陸上競技部で男子主将を務める山田晃佑選手(スポーツ科学部4年)にお話を伺いました。
今年、チームとしては6月5日から岡山県で開催される第94回日本学生陸上競技対校選手権大会(以下全日本インカレ)での総合優勝と9月12日から京都府で開催される西日本インカレにて連覇を果たすという山田選手。「前年の男子主将・町田裕輝選手と女子主将・大菅紗矢香選手がつくり上げた、いいチームの流れを引き継ぎ、今年も結果を残していきたい」と意気込みを語りました。
総合優勝に向けた課題の一つとして、新1年生とのコミュニケーションの取り方を挙げた、山田選手。「他大学に比べ応援にも力を入れているため、団結力やコミュニケーションが取れないことに難しさを感じる」とコメントしました。 さらに、今年は全日本インカレの開催時期が早まった影響もあり、昨年までとはと全く違う形の応援練習が必要になるのではないかという懸念点もあります。
そうした状況の中でも、山田選手は多くの部員をまとめるため、各パートの主任と定期的に集まり、チームとしての目標を定めるなど連携を密にとっています。 さらに、山田選手は自身が所属する短距離ブロックについて、4年生はリーダーシップがある人が多く、短距離ブロック内でもいくつかあるチームのそれぞれのリーダーにチームビルディングを任せることができる"良い環境"が、主将を務めるうえで大きな支えとなっていると語ります。
一方、現在4年生が中心となりすぎている現状に対し、「世代交代時に不安が残る」と先を見据えた課題も話してくれました。
そのため、各チームで競技面を中心に後輩育成に力を入れているとのことです。「リーダーシップの形を保ち、これからも良い環境をつなげていってほしい」と後輩たちへの想いも述べました。
また、3月に行われた和歌山合宿には新入生も参加し、交流の機会があったそうです。 短距離パートでは高校時代に好成績を収めた選手が数人入部しています。そのため、山田選手は「1年生が入部で、4×400mリレーや4×100mリレーの強化につながるのではないか」と期待を寄せています。
山田選手自身についてもお話を伺いました。
陸上を始めたきっかけは、小学4年生の時に友人の父が創設したクラブチームに誘われたことです。その友人とは、現在も中京大学で同じチームメイトとして練習に励んでいます。 今シーズンの個人の目標は、今年ドイツで開催されるFISUワールドユニバーシティゲームズの代表に選出されることと、全日本インカレでの入賞を掲げ中京大学に貢献することです。 昨シーズンの3月頃から、自ら市川華菜コーチ(中京大学陸上部短距離コーチ)にお願いし、動きづくりを中心に指導を受けています。山田選手はその成果を実感しているようで「実際に、動きがはまり、タイムが上がった」と話しています。
今シーズンも中京大学陸上競技部そして山田選手の活躍が楽しみです。
企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- 文:中野 桃花(総合政策学部2年)
- 撮影:酒井 梨奈(総合政策学部4年)