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髙尾知那選手がスポーツクライミングの功績で学長賞
スポーツ科学部2年の髙尾知那選手が、3月12日、スポーツクライミングにおける輝かしい功績を称えられ、学長賞を受賞しました。髙尾選手は、IFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催のユースアジア選手権大会での入賞や、スポーツクライミング界の最高峰である「IFSCクライミング・ワールドカップ」への出場など、国内外で目覚ましい活躍を遂げています。
スポーツクライミングは、東京オリンピックから正式種目に加わった人気のスポーツです。リードクライミング、ボルダリング、スピードクライミングの3種目から構成され、髙尾選手が専門とするリードクライミングは、高さ12メートル以上の壁を登り、到達した高さを競う種目です。ロープで安全を確保しながら、計画性や冷静な判断力、そして体力を効率よく使う技術が求められるこの競技で、髙尾選手は高い実力を発揮しています。
髙尾選手は、「小学校1年生の頃から始めたクライミングを始めましたが、表彰台に届くことはなかなか難しく、悔しい思いもしてきました。しかし、今年は小学生の頃からの夢だったワールドカップへの出場を果たすことができ、とてもうれしいです」と笑顔で語りました。
髙尾選手は日々の練習と学業を両立しながら、週に3~4日練習に励んでいます。特に週末には静岡県に足を運び、父親と二人三脚でトレーニングを重ねています。取材の中で、髙尾選手は「ここまで来られたのは父の支えがあったからです。本当に感謝しています」と語り、家族への感謝の気持ちを表しました。
これまでの活躍について振り返りながら、髙尾選手は「今後はワールドカップでの総合優勝を目指したい」と力強く意気込みを語りました。その言葉には、これからも挑戦を続けていく決意が感じられました。
学長賞授与式では、梅村清英学長が「髙尾さんのこれまでの努力と成果を心より称賛します。益々のご活躍を期待しています」とエールを送りました。
企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- 文: 木村 心音(総合政策学部3年)
- 撮影: 園田 真那斗(現代社会学部3年)