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2024年度チャレンジ奨励金 最終報告会を開催
2024年度中京大学チャレンジ奨励金最終報告会が3月6日、名古屋キャンパスで行われ、今年度採択された4組のプロジェクトチームが、チャレンジ奨励金委員会に成果報告を行いました。中京大学チャレンジ奨励金は、チャレンジ精神を持つ学生や団体に奨励金を給付し、その挑戦を支援する制度です。今年度採択されたプロジェクトは、各分野での独創的なアイデアと実行力が評価され、学生たちは1年間を通してさまざまな成果を生み出しました。
最終報告会では、4組の学生が活動の苦労や工夫、得られた成果について発表しました。学生たちは終始緊張した面持ちでしたが、1年間の成果を自信を持って語り、委員会の質問にも真剣に応答する姿が印象的でした。委員会からは、活動内で使用した機器やイベント参加者の反応などに関する具体的な質問が寄せられ、学生たちは一生懸命に答えながら活動の意義を伝えました。
報告会後には、委員会が報告内容をもとに最優秀賞の選考を行い、工学部 電気電子工学科4年の川本稜太さん(プロジェクトリーダー)、田中大斗さん、福井悠斗さんによる「電気電子の魅力をラジコンで伝えよう」プロジェクトが最優秀賞に輝きました。
最優秀賞チーム「電気電子の魅力をラジコンで伝えよう」
(写真左から)川本稜太さん、田中大斗さん、福井悠斗さん
受賞後、最優秀賞を受賞した工学部 電気電子工学科4年の川本稜太さん(プロジェクトリーダー)、田中大斗さん、福井悠斗さんがインタビューに応じ、それぞれ受賞の感想を語りました。川本さんは、「先輩たちが大きな賞を受賞している中で、自分たちも結果を出せるかどうか緊張していましたが、無事に結果を残せて安心しました」と胸をなでおろします。田中さんも、「安心と嬉しさが半分ずつという感じです。模索しながら形を作るのに時間がかかり、成果を出せるか不安もありましたが、こうして認められたことが本当に嬉しいです」と喜びを語りました。一方で、福井さんは意外にも「驚きが一番大きかったです。方向性が変わるなど失敗もありましたが、成果を残せて良かったです」と、プロジェクトの困難を振り返りながら感慨深げに話しました。
プロジェクトを進める中で直面した課題について、福井さんは次のように語ります。「当初は電気を使ったプロジェクトを計画していましたが、素子の適合性や実機の問題が多く、上手くいかないことが続きました。そのため、途中からプログラムに方向転換して進めました」。困難に直面しながらも柔軟に対応し、プロジェクトを成功に導いた姿勢が伺えます。
最優秀賞チームは、プロジェクトの経験を次世代へと引き継ぐことにも意欲を見せています。川本さんは「来年も工学部の後輩たちが別のプロジェクトとして挑戦するようなので、先輩として携われたらと思います」とコメントしました。
インタビューに答える川本稜太さん
プロジェクトで使用したラジコン
報告した学生とチャレンジ奨励金委員会
【2024年度採択プロジェクト(報告順)】
①中京大学アクティブ・ラーニング〈キャラバン〉2 ―学びの楽しさをより深く・より広く―
②大学と地域の架け橋プロジェクト ―大学生と地域住民の居場所づくり―
③AI未来創造プロジェクト
④電気電子の魅力をラジコンで広めよう
企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」
- 文: 梶川 博司(経済学部3年)
- 撮影: 岡嶋 祐衣奈(文学部3年)