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中京大学防災週間を実施しました

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 中京大学防災週間が、11月18日から22日にかけて名古屋、豊田の両キャンパスで実施されました。このイベントは、学生および教職員の防災意識と行動力の向上を目的としており、1週間にわたり様々なプログラムが行われました。

今回の防災週間で実施されたプログラム

  1. シェイクアウト訓練
  2. 安否確認訓練
  3. AED・心肺蘇生法訓練
  4. 避難はしご体験
  5. 備蓄品配付
  6. 備蓄食品を使った学食メニュー
  7. 災害に関する展示
  8. 学生消防団による応急手当体験と非常食紹介
  9. 起震車、煙道体験

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 18日には、の学生食堂プレジールにて「避難はしご体験」が行われました。この体験は、地震や火災などの緊急事態に備え、避難はしごを使用して安全に避難する方法を知ることを目的としています。参加した学生たちは、避難はしごの見た目の細さに最初は戸惑う様子も見られましたが、スタッフの指導のもとで使用してみると、「思った以上にしっかりしている」「安全に使えると分かって安心した」といった感想が寄せられました。体験を通して、はしごに対する不安が解消され、緊急時の行動への自信につながったようです。

 また、一部の学生から「避難はしごがここにあることを知らなかった」という声も挙がり、日常的に避難経路を確認しておくことの重要性が再認識されました。

 19日と21日には、大学生消防団中京大学分団による「大学生消防団ともしもを体験しよう!」が実施されました。これは、突然家族や友達が倒れたら、もしもの時に身近なひとの命を守るために胸骨圧迫を体験してもらうことを目的としています。参加者は、団員から胸骨圧迫の説明を受けた後、ゲームを使って体験しました。またこの日は大学が備蓄する非常食の配布と学生消防団が準備した非常食の試食を実施しました。

 大学生消防団中京大学分団は、中京大学生で構成された防災意識の向上や応急手当の普及を目的とした団体で、学内外で啓蒙活動を行っています。非常食の試食をした参加者らは「思ったより美味しい」と興味深そうに非常食の作り方を学生消防団に質問をしていました。

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 非常食を配付する学生消防団員

 20日(豊田)と21日(名古屋)は、教職員を対象としたAEDおよび心肺蘇生法講習会が行われました。この講習会は、万が一の事態に備えて、心肺蘇生、AEDの使い方、異物除去などの応急手当を学び、緊急時に迅速な対応ができることを目的としています。約1時間にわたる講習で参加者は救急車が到着するまでに自分たちがすべきことを学び、応急手当の基本的な技術を身につけました。

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 防災週間の期間中、両キャンパスにおいて、過去の災害を振り返り、今私たちに必要な備え(ハザードマップの確認、家具固定、家庭での備蓄、災害時の伝言サービスの使い方など)を紹介しました。ポスターの前で立ち止まった学生は、自宅の備えがどうなっているか、職員と話しながら考えていました。

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 展示内容を閲覧する参加者

 20日(水)は、消防署から起震車と煙道をお借りし、地震の揺れ、煙が充満した道を歩く体験をしました。震度7の揺れを体験した参加者からは「体験したことがない揺れで本当に怖かった」「こんなに揺れたら家具は飛んでしまう」などの感想があり、シェイクアウト訓練や家具の転倒防止など、日頃の備えの重要性を改めて認識しました。

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 左:煙道へ入る学生     右:起震車にて揺れを体感する学生

 コラボ展示「犬の防火衣」(CUVEと昭和消防署との共同制作)

 本学のボランティア団体CUVEと昭和消防署が共同で制作しました。実際に消防士が着用していた消火服を再利用して作った犬用の帽子と服です。期間中、各会場で展示、紹介しました。

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企画・制作 学生広報スタッフ「ライト」

  • 文・写真:梶川 博司(経済学部3年)
  • 文・写真:酒井 梨奈(総合政策学部3年)