3Rがもたらす日本の経済効果

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教育
2023/06/21

経済学部
中山 惠子 教授

 経済学部中山惠子ゼミナールでは、トランスコスモス財団様より100万円のご支援を頂き、毎年テーマを決めて研究を行ってきました。2022年度は「3R」をテーマとし、「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」の3つのグループに分かれて研究を進めました。

 リデュース班では、リデュース率の上昇を目的とし、ゴミ減量の余地発見を目標に研究を進めました。どうすれば目的・目標が達成出来るのか考えた結果、海洋汚染問題の1つであるプラスチックゴミに着目することにしました。そして、プラスチックゴミの中でも身近なストローに焦点を当て、紙ストロー以外で環境に配慮できるものはないかを調べ、それらを実際に使ってみた様子などをまとめました。

 リユース班では、リユース率増加を目的とし、リユース利用者増加を目標に研究を進めました。リユース班は、目的・目標達成のため、市場規模が拡大しているフリマアプリに注目しました。データ分析の結果、フリマアプリ市場では需要が供給を上回っていること、非利用者がフリマアプリを利用しない最大の理由が、使い方がわからないからだということがわかりました。そこで、フリマアプリ利用者増加のため、使い方を説明する動画を作成し、その効果を調査しました。

 リサイクル班では、愛知県民の意識改革を目的とし、プラスチック分別の理解向上を目標に研究を進めました。目的目標を達成するためには、環境教育の取り入れ、セミナー開催、リサイクルの重要性発信を促進するべきだと結論付けました。

 

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