スポーツを通じて知的障害のある人とない人が、お互いの理解を深める
中京大学と公益財団法人スペシャルオリンピックス日本※は2022年5月、教育やスポーツの分野を通じ、多様な人々が活きる共生社会の実現を目指すため、東海地区の大学で初めて包括連携協定を締結しました。この協定のもと、「トークイベント」や「学生ボランティア派遣」「支援付自販機の設置」など様々な取り組みが行われています。
支援付自販機の設置
名古屋キャンパス、豊田キャンパスに各1台、支援付自販機の設置を行いました。自販機の売上の一部がスペシャルオリンピックス日本・愛知の活動を通じて、知的障害のある人たちの日常的なスポーツトレーニングなどに役立つよう、寄付されます。
設置された支援付自動販売機
トークイベント
「スポーツを通したインクルーシブな社会づくり~産官学連携で目指す、だれも取り残さない社会~」というテーマでトークイベントを実施しました。同イベントでは、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本、豊田市役所、トヨタ自動車株式会社によるケーススタディの発表や、学生などの参加者同士で「地域を巻き込んだ産官学での今後の取り組みや構想」についてディスカッション、グループワークを行うセッションを実施。
イベント後には、ボッチャ体験を開催しました。
トークイベントの様子
スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島への学生ボランティア派遣
知的障害のあるアスリートによるスポーツ大会に学生ボランティアを派遣し、知的障害のある人との交流やサポートを通じ、障害の有無に関わらず、多様性を尊重する社会を目指す人材の育成を行っています。
学生らがサポートした佐賀県選手団
今後も引き続き、知的障害のある方もない方も互いに理解を深め、社会的インクルージョンを促進することを目的に、大学行事におけるスペシャルオリンピックスブースの出展、自治体や企業との協働スポーツイベントの実施などの取り組みが計画されています。
※公益財団法人スペシャルオリンピックス日本は、知的障害のある人たちに日常的なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を提供する国際的なスポーツ組織「スペシャルオリンピックス」の国内本部組織です。