スポーツを通じて知的障害のある人とない人が、お互いの理解を深める

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社会貢献
2023/06/21

 中京大学と公益財団法人スペシャルオリンピックス日本※は2022年5月、教育やスポーツの分野を通じ、多様な人々が活きる共生社会の実現を目指すため、東海地区の大学で初めて包括連携協定を締結しました。この協定のもと、「トークイベント」や「学生ボランティア派遣」「支援付自販機の設置」など様々な取り組みが行われています。

 

支援付自販機の設置

 名古屋キャンパス、豊田キャンパスに各1台、支援付自販機の設置を行いました。自販機の売上の一部がスペシャルオリンピックス日本・愛知の活動を通じて、知的障害のある人たちの日常的なスポーツトレーニングなどに役立つよう、寄付されます。

 

SON自販機.jpeg

設置された支援付自動販売機

 

 

トークイベント

 「スポーツを通したインクルーシブな社会づくり~産官学連携で目指す、だれも取り残さない社会~」というテーマでトークイベントを実施しました。同イベントでは、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本、豊田市役所、トヨタ自動車株式会社によるケーススタディの発表や、学生などの参加者同士で「地域を巻き込んだ産官学での今後の取り組みや構想」についてディスカッション、グループワークを行うセッションを実施。
イベント後には、ボッチャ体験を開催しました。

 

トークイベントの様子トークイベントの様子

 

 

スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島への学生ボランティア派遣

 知的障害のあるアスリートによるスポーツ大会に学生ボランティアを派遣し、知的障害のある人との交流やサポートを通じ、障害の有無に関わらず、多様性を尊重する社会を目指す人材の育成を行っています。

 

学生らがサポートした佐賀県選手団学生らがサポートした佐賀県選手団

 

 

 今後も引き続き、知的障害のある方もない方も互いに理解を深め、社会的インクルージョンを促進することを目的に、大学行事におけるスペシャルオリンピックスブースの出展、自治体や企業との協働スポーツイベントの実施などの取り組みが計画されています。

 ※公益財団法人スペシャルオリンピックス日本は、知的障害のある人たちに日常的なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を提供する国際的なスポーツ組織「スペシャルオリンピックス」の国内本部組織です。