インタビュー

総合政策学部で学んで
出会ったのは、新しい自分
瀧 敦司さん/ブラザー販売株式会社 マーケティング推進部/2019年卒

入学当時は公務員を目指していたのですが、総合政策学部で多分野の科目を学び、価値観の幅が広がったことから民間企業志望に転向。「営業やマーケティングに関わりたい」という思いを持って就職活動に取り組みました。企業の選考過程でグループディスカッションやプレゼンテーションを行う機会が数多くありましたが、自信を持って臨めたのは、まさにそういう経験をプロジェクト研究の授業内で積み重ねていたことが大きかったと感じます。ブラザー販売への入社を決めたのは、暮らしや産業を支える製品群を扱っていることと、伝統を大切にしながらも新しいことにどんどん挑戦する企業姿勢に共感したから。ここで私もがんばってみたいと思いました。

入社後、法人営業として、ブラザーグループの主力製品であるビジネス向けプリンター類の普及に尽力。お客様のご要望に沿ったソリューション提案や大型案件にも携わり、営業職の仕事の楽しさ、やりがいを味わいました。その経験も生かして、現在はラベルプリンターの商品企画を担当しています。ブラザー販売は、エンドユーザー様や販売パートナー企業との距離が近く、また製品の開発・製造を担うブラザー工業とも密接に連携しているため、さまざまな改善・改良や試作にスピード感を持って取り組めるのが魅力。コストや生産効率などの課題に苦労することも少なくありませんが、担当している製品が店舗や病院で使用されているのを目にすると、とてもうれしい気持ちになります。

今後の目標は、ブラザーのラベルプリンターを業界トップシェアに近づけること。実現のためには、既存のお客様はもちろん、これまで当社があまり入り込めていなかった市場での製品訴求や売れる仕組みづくりも欠かせません。より多くのお客様に「こういうものが欲しかった」と喜んでいただけるよう、社内外の多くの人と良い関係を築きながら、アイデアを形にしていきたいと思います。

※2024年6月取材
大学時代のワタシ
在学生インタビューを受けた当時は4年生でした!

学業だけでなく、アルバイト、ファンドレイジングイベント(※市民と企業、NPOが協力し、楽しみながら資金調達を行うイベント)への参加など、さまざまな活動にチャレンジし、充実した4年間を過ごしました。しかし、何といっても思い出深いのは2年次から始まったプロジェクト研究で、私の人生を変えたといっても過言ではありません。桑原プロジェクト研究の一員として自治体や企業と連携しながら政策提案に取り組み、得た「課題発見力」や「チームで協働する力」、「自ら行動を起こす積極性」が、現在の仕事の礎になっています。そして当時、一緒に学んだ仲間との交流は、現在も私にとってモチベーションの源泉。活躍の場はそれぞれですが、お互いの思いや夢を共有できる関係をこれからも続けていきたいです。

※在学当時のインタビュー記事