岡本祥浩 教授

(OKAMOTO, Yoshihiro)

メッセージ

岡本祥浩

人の幸せの基盤である居住を総合的に研究しています。

現在は既存の枠組みが壊れ、様々なものが変化している時期です。しかし、こういう時期こそ「本質」を見抜き、表層の変化に惑わされないことです。私は高度経済成長とともに成長し、高度経済成長が終了してから本格的に研究歴を重ねましたが、ここ数十年間の動きは、やはり本質があらわになるという感じを強めました。ものごとの本質を見極め、飽くことなくそれを突き詰めることに全力を挙げましょう。くじけそうになったら話に来てください。きっとまた続けることができますよ。

プロフィール

研究室 320
オフィスアワー (通年)
月・木曜日 10時40分~12時00分(必要に応じて時間外にも対応します)
担当科目 居住福祉政策と社会・生活、居住福祉政策と住居、居住計画論(隔年開講)
研究テーマ 生活資本の構築に関する研究
最終学歴 神戸大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程
学位 博士(学術)(神戸大学)
所属学会 日本建築学会、日本都市計画学会、都市住宅学会、社会政策学会、公共政策学会、
日本寄せ場学会、日本居住福祉学会、北ヨーロッパ学会、日本生活学会、
European Network for Housing Research、Asia-Pacific Network for Housing Research

担当するプロジェクト研究について

本プロジェクト研究は、「生活」とその基盤である「居住」を考えます。「生活」が何を意味するのか、それはどのようにして成り立っているのか、どうすれば豊かになれるのか、何が欠ければ成り立たないのか、「住居」はどのような役割を担っているのか、こうした事柄を考えます。

こうした概念を認識すると、生活の維持・改善を阻む様々な問題への解決方法が見えてきます。すなわち、ホームレス問題、少子化問題、高齢化問題、中心市街地の衰退問題、住宅問題、地域福祉問題など様々な問題への対処が考えられるようになります。

私は、ここで扱う基本的な考え方を「生活資本」と名付けています。

【普段の授業内容】

2年次 「気づく、感じる」、「知る、学ぶ」の段階です。従って基本的な文献の講読や話題を通して基本的な考え方や知識を吸収します。
適宜、見学会を開催します。日本住宅会議サマーセミナーや各種学会によるセミナーやシンポジウムを紹介し、可能な限り参加します。
3年次 「自ら学ぶ」トレーニングを行います。自らテーマを設定し、そのテーマにおける議論や資料を咀嚼し、自分の問題意識とのずれを確認します。したがって、この学年では文献検索の方法、資料収集の方法、見学・観察の方法などを学習し、各自がテーマに沿った報告を行います。
適宜、見学会を開催します。各種学会によるセミナーやシンポジウムを紹介し、可能な限り参加します。
4年次 「提案をまとめる」を目標とし、I~IVを踏まえて「IVの提案」を再検討します。IVで議論されたり、感じたりした問題点を文献サーベイや現地サーベイなどによって再検討します。 自らまとめた「報告書」は、皆さんの大切な宝物となるでしょう。 適宜、見学会を開催します。各種学会によるセミナーやシンポジウムを紹介し、可能な限り参加します。

著書

発行年月日 書籍名 出版社
2016年12月 『なごや子ども貧困白書』 風媒社
2016年12月 『深化する居住の危機 住宅白書2014-2016』(編集・分担執筆) ドメス出版
2012年6月 International Encyclopedia of Housing and Home (分担執筆) ELSVIER
2012年3月 『「居住の権利」とくらし 東日本震災復興をみすえて』(分担執筆) 藤原書店
2011年1月 『ケースブック 日本の居住貧困』(共編) 藤原書店
2011年12月 『居住福祉学』(分担執筆) 有斐閣
2009年10月 『格差社会の居住貧困 住宅白書2009-2010』(分担執筆) ドメス出版
2007年6月 『ホームレス・強制立退きと居住福祉』(編著) 信山社
2007年5月 『居住福祉と生活資本の構築』 ミネルヴァ書房
2007年12月 『世界ホームレス百科事典』(監訳分担) 明石書店
2007年12月 『エンサイクロペディア 社会福祉学』(分担執筆) 中央法規
2006年10月 『居住福祉学の構築』(編集) 信山社
2005年5月 『日本におけるスウェーデン研究』(分担執筆) ミネルヴァ書房
2004年6月 『ホームレスと住まいの権利 住宅白書2004-2005』(編著) ドメス出版
2004年3月 『欧米のホームレス問題(下)』(編著) 法律文化社
2004年11月 『住まいの事典』(分担執筆) 朝倉書店
2003年2月 『欧米のホームレス問題(上)』(分担執筆) 法律文化社
1998年2月 『東南アジア サステナブル世界への挑戦』(分担執筆) 有斐閣
1993年4月 『居住福祉の論理』(共著) 東京大学出版会
1993年3月 『都市再生の政治経済学―日米都市の比較研究』(分担執筆) 東洋経済新報社

論文

2016年9月 住宅政策と他行政施策の連携 -居住福祉の実現へ 都市問題 第107巻第9号 2016年9月 p.82-90
2016年9月 高年齢低所得者の居住の安定確保に向けて 連合総研レポート 2016年9月号 No.318 p.12-15
2016年10月 Japanese Social Exclusion and Inclusion from a Housing Perspective Social Inclusion, 2016, Volume 4, Issue 4, pp.51-59
2015年12月 A Study on Housing Poverty in the Nagoya Metropolitan Area, Japan Journal of the Korean Housing Association Vol.26,No.6,pp.9-16
2013年10月 家主による賃借人の見守り実態について
安居楽業 Vol.8
2011年4月 イギリスのホームレス政策の変遷 社会福祉研究 第110号
2011年10月 激甚災害被災者の生活支援に関する考察 安居楽業 Vol.7
2010年8月 生活困窮者の居住対策 月刊自治フォーラム 2010年8月号(No.611)
2010年3月 居住貧困の生成とその転換政策としての居住福祉
総合政策フォーラム 通巻5号
2010年2月 経済不況なのにホームレスは減ったのか 住宅会議 第78号
2010年2月 居住貧困と居住福祉政策 社会政策 第1巻第4号通巻4号
2009年3月 ホームレス問題と居住福祉~就労問題を通して~ 協同の発見 第200号
2008年5月 居住者の細分化を助長し、居住の継続を拒む現代日本の「都市再生」 居住福祉研究6
2007年8月 A Comparative study of homelessness in the United Kingdom and Japan. Journal of Social Issues Vol.63,No.3
2005年11月 変化するイギリスのホームレス者像と政策 都市問題研究 第57巻第11号通巻659号
2003年9月 地域におけるホームレス支援策の構造
―カーディフ(ウェールズ)を例に―
社会政策学会誌第10号
2003年5月 イギリスのホームレス制度の変遷 寄せ場第16号
1997年9月 アトピー性皮膚炎患者と住居 生活学一九九七
1996年9月 地方都市の人口構造変化と高齢者の居住環境評価
―三重県松阪市のケーススタディー
都市住宅学第15号 報告書
1996年9月 生協組合員の大震災への備えと意識
―東海三県の生協組合員に対するアンケート調査を通して
生活学一九九六

報告書

2013年3月平成24年度 2013年3月平成24年度 あいち3000人の大家さんアンケート調査報告書
―家主による居住支援の意義と役割に関する考察
2015年3月 平成26年度 2015年3月 平成26年度 平成26年度 見守り大家さん調査報告 「見守り大家さんヘルプライン」からの居住貧困 ~名古屋大都市圏の居住貧困と「見守り大家さんヘルプライン」 ~

その他

社会活動 日進市都市計画審議会会長(2003年度~2012年度)
日進市まちづくり審議会委員(2005年度~2016年度)
反貧困ネットワークあいち幹事
居住福祉ネットワーク東海代表
学会活動 日本居住福祉学会理事・副会長
雑誌記事 「さぁ、「居住福祉」の話をしよう」『C&D』Vol.168 Vol.47 2016 秋 pp.22-23