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情報システム工学科 |
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Information System Technology
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電波を見る
今や人類に無くてはならない電磁波の正体を見極める
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上林 真司
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自己紹介
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23年間,NTTドコモで携帯電話システムの研究開発に携わってきました.ドコモでは,音声をディジタル信号に変換する技術,無線通信の途中で誤った信号を訂正して元の信号を復元する技術,CDMA 方式を移動通信に適用するための基本技術,電波で移動機の位置を推定する技術などを研究し,携帯電話システムの音声信号処理装置,データ信号処理装置などを開発しました.国際標準化に携わったので,世界中のいろいろな街に行った経験もあります.
岡崎出身で,大学時代 9年間名古屋に住んでいました.当時は,サイクリングが好きで,愛知県を中心に毎週自転車でこのあたりを走っていました.愛知県の風土,人,言葉,風景,全てが好きです.
2009年9月に中京大学に着任しました.無線の分野で愛知県を支える人,世界で活躍する人などを育てることができればと思っています.
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ゼミ紹介
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ゼミでは,携帯電話システムを中心に,主な無線通信システムと,そこで使われる主な無線技術の概要を理解し,自分の見識を持つことを目的とする.併せて,プロのエンジニアとしてのレポート作成能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を身につける.
2年秋学期には,電波を使う様々なシステム(携帯電話(図1),無線LAN,衛星移動通信,ITS,Bluetooth,レーダー,位置推定(GPS等),電磁調理器,医療機器等)について調査し,レポートを作成し,発表し,討議することにより,電波を使うシステムの概要を把握し,電波に馴染むことを目的とする.
3年のゼミでは,電波工学の基礎と応用を輪講形式で学習し,電波の放射,伝搬,送受信等の基礎を理解し,レーダシステム,移動通信システム,衛星通信システムなどの概要を把握する.併せて,スペクトルアナライザを用いて,市街地で実際に電波を測定したり,電波を用いた位置推定実験を行い,電波の振舞いを実感する.
卒研では,3年で修得した知識,見識を元に,電波の分野である程度自由にテーマを選び研究することにより,目に見えない電磁波の特性を実感できるようにし,使いこなし方を修得する.
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図1. 移動通信システムの構成 |
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研究 |

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移動機と基地局の間の見通しが得られない環境でも,電波を使って移動機の位置を推定できる UWB(Ultra Wide Band)ポジショニング技術を研究開発し,計算機シミュレーションと実験(図2)により評価している.
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図2. 位置推定実験 |
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著書 |

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新版ディジタル移動通信(科学新聞社)(一部),移動通信ハンドブック(オーム社)(一部),W-CDMA 移動通信方式(丸善)(一部),やさしいディジタル移動通信(オーム社)(一部)等
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担当科目
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情報システム工学T(1年春学期),代数学II(2年春学期),確率・統計A, B,(2年秋学期)
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略歴
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1977年 愛知県立岡崎北高校卒業
1981年 名古屋大学工学部電気電子工学科卒業
1986年 名古屋大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了(工学博士)
1986年 NTT 通信網第2 研究所入所
2000年 NTT ドコモ 無線ネットワーク開発部TDD 方式グループリーダ
2003年 NTT ドコモ ワイヤレス研究所 EMC 研究室長
2009年 中京大学情報理工学部教授
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