数森　寛子 教授

自己紹介

私がはじめてフランスを訪れたのは大学3年生の時です。パリを通過して向かったのは、アルプス山脈の麓にあるグルノーブルという都市でした。そこで1年間、グルノーブル第三大学（現：グルノーブル・アルプス大学）の文学部の授業を履修したことをきっかけとし、本格的に文学を研究したいと思うようになりました。大学院に進学後は、アルプス山脈とジュラ山脈に囲まれたジュネーヴ大学の修士課程（DEA)を経て、ヴィクトル・ユゴー研究の拠点であるパリ第七大学でフランス文学を学びました。今でもアルプス山脈周辺の地方が大好きです。専門は19世紀フランス文学。ユゴーの作品を中心に研究しています。

学会・公職活動

日本フランス語フランス文学会、フランス・ユゴー研究会

主な著書・論文

主な論文
- « Victor Hugo et la vision panthéiste », 『立教大学 フランス文学』 (54), p. 181-194, 2025年3月[単独].
- « L’esthétique de la rêverie : Promontorium somnii de Victor Hugo », Flaubert. Revue critique et génétique, 2025年1月［単独・査読有] .

主な著書
- 『池田良二 アートワーク 1975-2016 静慮と精神の息吹』(池田良二, 酒井忠康，数森寛子), 武蔵野美術大学出版局, 2016年10月[共著] .
- 『共和国か宗教か、それともー19世紀フランスの光と闇』(宇野重規, 伊達聖伸, 高山裕二 編著, 川上洋平, 片岡大右,杉本隆司, 数森寛子, 赤羽悠), 白水社, 2015年12月[共著] 
-  Ruines et ruine dans l'oeuvre de Victor Hugo (Hiroko KAZUMORI), Victor Hugo recherches et ressources : https://victorhugoressources.paris.fr/, Maisons Victor Hugo Paris-Gruenasey, 2012[単著].
- 『精神分析と人文学──問題としての「欲望」』(原和之, パトリック・グイヨマール, ウラジミール・サファトル, 数森寛子, 佐藤朋子, 藤岡俊博, 澤田哲生, 児島創, 柵瀨宏平 ), UTCP Booklet 20, UTCP, 2011[共著] 

担当科目

［全学共通科目］フランス語基礎A、フランス語基礎B、フランス語演習Ⅱ、異文化研究、各国映画への招待