教員紹介
Staff

今野 泰三 教授

名前 今野 泰三 教授  (いまのたいぞう)
学位 博士(文学)
出身校 大阪市立大学大学院文学研究科
出身地 東京都 出身
研究室 名古屋キャンパス14号館 5階
ウェブサイト 個人のウェブサイト

自己紹介

前職は、国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」の職員でした。現在は、中東地域のパレスチナ/イスラエルにおける宗教・ナショナリズム・植民地主義の関係について、宗教的ナショナリストの思想や政治活動を研究するとともに、先住のパレスチナ人がどのように植民地主義を経験し、自らの歴史の中に位置づけてきたかといったことについて研究しています。また研究の傍ら、国際協力・開発援助関連のNGO・NPOの活動にも関わっています。

授業では、より広く、グローバルなレベルから個人のレベルまで、「いかにして戦争や暴力の少ない世界を実現するか」という問題について学生の皆さんと一緒に考えたいと思っています。暴力のない世界を作るのは「わたしたち」一人一人です。平和をつくる方法を一緒に考えていきましょう。

学会・公職活動

学会:日本平和学会、日本中東学会、人文地理学会、日本ユダヤ学会、Middle East Studies Association
その他の活動:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員、アーユス仏教国際協力ネットワーク専門委員、名古屋NGOセンター政策提言委員、NGO・外務省定期協議会ODA政策協議会コーディネーター

主な著書・論文

①「右派政権復活と『民主主義の危機』言説の陥穽」(『中東研究』2023年度Vol.I(547)、2023年、単著) 
②『教養としてのジェンダーと平和Ⅱ』(法律文化社、2022年、共編著)
③『「政治」を地理学する』(ナカニシヤ出版、2022年、分担執筆「第2章 支配と対立ー民族紛争の空間構造」)
④「イスラエルの新政権と右派の盟主を巡る闘争」(『中東研究』2021年度Vol.III(543)、2022年、単著)
⑤『ナショナリズムの空間――イスラエルにおける死者の記念と表象』(春風社、2021年、単著)
⑥「宗教的シオニズムの構造的基盤に関する歴史的考察――ハ・ミズラヒとハ・ポエル・ハ・ミズラヒの多元的・状況対応的性格――」(『ユダヤ・イスラエル研究』第34号、2021年、単著)
⑦『現代地政学事典』(丸善出版、2020年、分担執筆「宗教と地政学」、「パレスチナ/イスラエル問題の地政学的意味」)
⑧「入植地問題とオスロ・プロセスを巡る論争ー和平交渉と入植地建設はなぜ同時に進んだのか 」(『日本中東学会年報』第32-2号、2017年、単著)
⑨『パレスチナを知るための60章(エリア・スタディーズ)』(明石書店、2016年、分担執筆「第21章 なぜパレスチナ人はハマースを支持するのか―暫定自治政府の限界」)
⑩「パレスチナ・イスラエル紛争における宗教と政治に関する地理学的研究の動向」(『人文地理』68巻2号、2016年、単著)
⑪『オスロ合意から20年―パレスチナ/イスラエルの変容と課題』(NIHUイスラーム地域研究・東京大学拠点、2015年、共編著)

担当科目

2024年度
 平和学
 国際平和論
 平和の実践
 発展ゼミ/教養テーマゼミ
 国際平和開発論(国際学部)
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