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硬式野球部 学生トレーナー 岩﨑開登さんインタビュー

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 今回は、日本学生野球協会より表彰(第58回・令和7年度表彰選手)を受けた、硬式野球部・学生トレーナー(以下トレーナー)の岩﨑開登さん(2026年度スポーツ科学部トレーナー学科卒)を取材。トレーナーという立場での唯一の表彰選手である岩崎さん。その普段の活動内容を伺いました。

 表彰を受けた際の率直な気持ちについて「びっくりしました。選手が表彰されるものだと思っていたので、トレーナーという存在を見てくれていたことが嬉しかったです」と語ってくれました。

 大学入学前から「中京大学でトレーナーをしたい」と考えていた岩﨑さん。自身が高校球児のころ、理学療法士やメンタルケアといった「支える側」の人たちと多く関わったことから、アスリートを支える立場を志しました。「人のために動くことは昔から好きでしたし、大好きなスポーツに関わることもできる活動です。トレーナーを志したときからずっと最高の立場だと思っています」と笑顔で語りました。
 岩﨑さんはトレーナーとして、選手のけがからのリハビリ、トレーニング、治療・ケアという大きく3つの仕事を全てこなします。その中で、アップやトレーニングなどのメニューを全て学生トレーナーが作成しています。「アップひとつをとっても、自分の在籍した4年間でどんどん変えていきました。自分の思う一番いいアップが更新されていって、最後にはベストまでたどり着けたと思います」と語ります。また、試合中の役割はけがの治療や、アイシングなどの選手のケア。ベンチ裏で試合を見つつ、イニングを終えた投手の肩や肘の状態を捉え、選手が無理をしないようけがをする前に指導者に伝えるなど、逐一判断を行っています。

 トレーナーとして意識していることについては、「いつでも相談してもらえるような、話しやすい関係性をつくることはずっと意識していますし、野球だけの関わりではなく、大学を含めた日常生活でも選手と関わり続けようとしています。選手にけがをさせないことが大前提なので、コミュニケーションをとりながら選手の感覚をこまめに引き出して、一緒に取り組もうというイメージです。少しでも危ないと思えばすぐ止めたり、違う方法を考えたりするので、自分の時間は全部選手のために使おうと思っていたら、一瞬で4年間が過ぎてしまいました。」と笑顔を見せながら語った岩﨑さんの献身性は計り知れません。

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選手のトレーニングを支える岩﨑さん

 「トレーナーは選手から必要とされる存在であるべきです。そのために、選手のために自分には何ができるのかをずっと考えて行動しています。行動を続けていけば、信頼も実力も自然とついていくと思うので、どう行動すれば人のためになれるのかを意識するといいのかなと思います。」と、トレーナーへの興味のある人たちへのメッセージをいただきました。

 今回の取材を通して、岩﨑さんが繰り返し口にしていたことが「選手がいなければ、トレーナーとしての活動もありません。今回、表彰を受けられたことは本当に選手のおかげなので、みんなに感謝しています。」というチームメイトへの感謝の気持ちでした。選手やスタッフが一体感を持って行ったチーム作りに対して、謙虚に構える岩﨑さん。今後もアスリートを支えていくその手腕に注目していきたいと思います。

  • 文・取材:青木晟(総合政策学部4年)
  • 写真:硬式野球部提供