総合政策学部 新入生向けスタートアップガイダンスをリモート形式で実施

 総合政策学部は5月29日、新入生を対象にスタートアップガイダンスをリモート形式で行った。

 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、例年入学当初に行われる対面でのガイダンスを実施することができなかったが、新入生のサポートを目的に今回ライブ配信形式で大学生活や学部についての概要を説明する機会が設けられた。

 ガイダンスには総合政策学部1年生の約9割が出席。冒頭に安村仁志学長のあいさつが行われ、安村学長は現状を「試練」という言葉を用いて話し、学生を激励した。その後大森達也学部長、坂田隆文副学部長がそれぞれ資料を掲示しながら説明した。

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学部について説明する大森学部長 就職活動について話す坂田副学部長

 大森学部長は大学全体の概要や、高校との違い、学部生1年次に受講する科目について説明。総合政策学部ではゼミを「プロジェクト研究」と呼んでおり、今後の大学生活において重要な一部になることも話した。

 大森学部長は「大学は教育研究機関です。授業の選択には教育とその学修プロセスに対する効果を求めて臨んでほしい。いまはオンライン授業ですが、1日『24時間』の使い方をどう考えるかが大事です。例えば、課題をぎりぎりに提出するのではなく、自分自身で期限を決めて取り組んでください。教育研究機関として、大学は全力で皆さんをサポートします」と話した。

 また、坂田副学部長は「卒業に向けて今からするべきこと」と題して就職活動に対する意識や大学での過ごし方について講義した。卒業生の「プロジェクト研究」への取り組みや就職活動の履歴書など事例を紹介しながら「大学では『主体性』を持って行動してください。講義を受けているだけで大丈夫か考えることが大切。1年生から自分の将来をイメージして、卒業後のことを考えて過ごしてほしいと思います」と伝えた。

 講義後には質疑応答の時間が設けられ、「2か月いろいろと心配も不安もあったと思うので何でも聞いてください」と呼びかけると授業や成績の付け方、またゼミの選択方法などさまざまな質問が上がった。

 参加した学生は「オンライン授業をするうえでレポートの採点基準などが少し明らかになってよかった。不安が少し解消されました」と話した。また、就職活動の話を聞いて「1年のうちからしっかり考えないと思いました。まずは目先の授業に真剣に取り組みたいです」と意気込みを語った。

2020/06/02

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