豊田市との「まちづくりに関する連携」を推進
3学部6ゼミが防災などで提案

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発表する桑原プロジェクト研究 ポスターセッションを行う坂田プロジェクト研究

 新・豊田市の誕生10周年記念事業の一環で、学生による未来のまちづくり提案プロジェクトが行われ、同市と「まちづくりに関する連携協定」を結んでいる本学からは、現代社会、総合政策、スポーツ科学の3学部6ゼミが応募した。11月26日には、同プロジェクトの公開プレゼンテーション「学生発⇒豊田市まちづくり提案」が、豊田産業文化センターで行われた。

 総合政策学部の桑原英明プロジェクト研究が「災害に強いまち豊田~地域で育む防災力~」のテーマで発表し、豊田JC(青年会議所)賞を獲得した。リーダーの神谷明里さん(4年)は「東日本大震災のように行政が被災した場合、住民同士の共助がカギとなる。地域に密着した消防団に光を当て、防災意識をまち全体で高めることが重要」と説明した。審査員からは「消防団員に着目した点やアプローチなど、青年会議所の日頃の活動に大変参考になった」と講評が述べられた。 

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太田豊田市長

 発表チームによるポスターセッションも行われ、坂田隆文プロジェクト研究の福岡慶子さん(総合政策学部4年)は「災害時に高齢者を助ける人手が現状は足りない。昔のコミュニティに回帰し、世代間交流を活発にしていきたい」と地区ごとで行う防災ウォーキングデイを説明した。

 太田稔彦・豊田市長は「かなり練られていて、食いつきたい提案が多かった。パートナーシップ協定のようなものを学生の皆さんやゼミと結ばせていただいて、具体的に行動に移していきたい」と意欲的に話した。

 公開プレゼンテーションの進行には本学の学生たちが多数協力。進行は司会放送部メンバーが担い、アトラクションでは、よさこいサークル晴地舞が豊田市の挙母祭を題材にした演舞「彩舞喜(いぶき)」を披露し、会場を沸かせた。

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晴地舞が演舞を披露 進行を担当する司会放送部

 本学を含め、豊田市にキャンパスのある5つ大学等と豊田市は、2013年3月に包括協定を締結。豊田市のまちづくりに関して、学生や教員が積極的に参加して、地域の活性化に貢献している。

2014/11/27

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