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アートギャラリーC・スクエア

エンドロール企画 #1 磯部友孝展「彫欲」

会期 2014年2月17日(月)~3月1日(土)
休館日 日曜日
開館時間 午前9時 ~ 午後5時 入場無料

ご案内

クロージングパーティ
日   時 3月1日(土) 午後4時~
場   所 会場内
備   考 ※併せて作家による作品解説をおこないます。

作品紹介

「月詠」 2008 ブロンズ、ドールアイ、岩絵具
「月詠」 2008 ブロンズ、ドールアイ、岩絵具
「無から有へ」 2010 サベリ、シナ、硝子
「無から有へ」 2010 サベリ、シナ、硝子
「スクナヒコ」 2013 クス、シナ、ドールアイ
「スクナヒコ」 2013 クス、シナ、ドールアイ

アーティスト詳細(磯部友孝 Tomotaka ISOBE)

Artist Statment

私が思いもしなかった視点で作品を見てくれる人がいます。そういった視点は私に他者との決して交われない壁を残酷に意識させてくれます。自分の視点を示すことが私にとっての制作であり、他者との最も深いコミュニケイションになっています。しかしながら、芸術は見てくれた方たち一人ひとりのものです。私の作品が嫌悪にせよ感動にせよ心に波風を立ててくれれば幸いに思います。

C・スクエアで展示作業を手伝わせていただくようになって5年位になると思います。

自分からほとんど足を運ばないジャンルの展示に多く携わり、それによって自分の彫刻で目指しているところが以前に比べてより明確になってきました。C・スクエアでの展示には油絵・日本画・写真などの平面作品から映像作品やコンセプチュアルアート、また立体作品の中ではFRPや発泡スチロールなどの新素材を用いたものもありました。そういった専門外の作品を展示し理解を深めていくことで、自分の作品を制作するときには漠然としていた未分化な感覚を整理し、自分の彫刻観として再認識することになりました。

ではその彫刻感とはなんなのか、端的に言えば1000年の時を経てなお評価されるものでなければならないということです。これは別に彫刻に限ったことではないので、彫刻観というのは語弊があるかもしれないのですが、自分が彫刻の制作から培ってきた感覚に根ざしているので彫刻観と呼ばせてもらいます。ここでは便宜上「1000年の時」 と云う言葉を使っていますが、要するに情報が断絶するほどの永い時間という意味です。実際の作品で例えるならば、紀元前に制作されたミロのヴィーナスやサモトラケのニケなどのギリシャ彫刻で、時代や国家・宗教を超えて現代においても評価されています。こういった作品の根底にある彫刻観とは、時代や国家が違ってもかわらない普遍的な人の営みであり、宗教を内包する根源的な価値観であり、自然への深い敬意と鋭い観察眼であると思います。

そしてすべての源たる観察とは自分を取り巻く世界をどのように見るか、認識するのかということです。人間が同じ対象を見ても捉え方で全く違ったものに見えているように、自己と他者の間には互いに別々の宇宙と言って良い程の大きく深い溝が横たわっているように思えます。そんな自己と他者の共感のツールとして私の彫刻制作は存在しています。

磯部友孝

プロフィール
磯部友孝 Tomotaka ISOBE
磯部友孝 Tomotaka ISOBE
2004 愛知県立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻 修了
主な個展
2007 磯部友孝個展─八百万の神々を木彫る─(名古屋市・名芳洞)
2008 磯部友孝 彫刻展(岐阜市・シティータワー43 二階)
2010 磯部友孝 彫刻展(東京 京橋・ギャラリー山口)
2011 磯部友孝 彫刻展─門・MON─(東京 京橋・ギャラリー椿)
主なグループ展
2005 彫刻ニニン展(名古屋市・市民ギャラリー栄)
2008 ART 8人展(名古屋市・ノリタケの森ギャラリー)
2008 彫刻 5人展(名古屋市・名芳洞)
2011 第21回 '10 常滑現代美術展〈招待作家〉( 常滑市民文化会館)
2011 きてみん! 奥三河アートの森新城市企画展
その他
2008 ケーブルTV・CCNC 番組『知多半島 人紀行』出演

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