教員紹介

World Museum Project

モノ作りを通して人がつながり、視野と志を世界に広げる学び

メディア工学科 宮田 義郎

研究室紹介

 現代日本の私たちは食やエネルギーなどを世界中に依存しながら、そのことをほとんど意識せずに日常を過ごしています。私たちが取り組むWorld Museumは、日常を世界につなぐために、地域や世界5大陸30カ国以上のパートナーとコラボレーションを展開しています(下の図)。その活動の中で単なる「モノ作り」は、 グローバルな「人間関係作り」「意味作り」「コミュニティー作り」へと次第に発展していきます。最近1年間の活動の一端を紹介します。

 2013年3月に横浜で10万人の子どもが参加した「CANVAS Workshop Collection」では、世界の子供たちの作った各地の水の生き物と一緒に世界の海を泳げるアニメーションを制作(中の図)。春は地域の小学生、若者、年配者グループとコラボレーション。5月にはモリコロパークにある児童総合センターとシドニーをつなぎ「なんだかうれしい」などのコラボレーション。8月のWorld Youth Meetingでは南山国際高校、台湾の中山大学と合同合宿。秋は豊田市の「デカスプロジェクト」でとよた科学体験館とメキシコ、スペインをつなぎ、市民が豊田市を世界に紹介するアニメーションを制作(下の図)。冬は中京大学と椙山女学園大学の200人以上の大学生がコラボレーション、日本を紹介する多くの作品に、海外から多くの反響がありました。豊田市石畳小学校とアメリカの小学校の交流をサポート。この他デンマーク、ラトビア、スペイン、タイ、香港などでもワークショップを実施。

 2014年には、さらに多様なパートナーの連携をコーディネートし、文化や年齢の異なる多くの人たちの作品を大きな作品へと統合する手法を開発・実践します。CANVASの「Programming Education Gathering」の一環で、ScratchとRaspberryPiを活用したワークショップの愛知県と世界への展開を計画しています。スペインのパートナーJoseさんと Mariaさんが7月~8月に中京大学に滞在しコラボレーションします。7月にシドニー、8月にボストン、その他タイ、内モンゴル、香港、函館などでのワークショップやツアーも企画しています。

 また、アニメーション、音楽やストーリーに加え、KinectやRaspberryPi等を活用した身体的コミュニケーションを採り入れ、日常の食や暮らしなど様々なテー マでの制作を通じ、自分の生存が何に支えられているのか、日常の自分の行為がどこの誰にどんな影響を与えているのか、ローカルな日常をグローバルな視点から見直す契機を作り出していきます。

担当科目

クリエイティブコラボレーション1, 2, 3

研究室

16号館7階

略歴

岐阜生まれ、湘南育ち、何でも興味を持った少年時代から、音楽に熱中した。早稲田大学で生物物理学を学び、大阪大学大学院にて音声知覚を研究後、認知科学の最先端カリフォルニア大学サンディエゴ校のインターフェイスや学習理論の研究グループで様々な分野の研究者と学びPhD取得。ベルコア研究所とコロラド大学で研究員として、アメリカの西東中央の文化を体験。1991年に中京大学に加わった。森の中で薪割りや小鳥と会話し仲間と音楽を楽しみながら、世界各地の友人とも常につながり、海外へ出かけて世界を広げている。