教員紹介

生産システム研究室

生産形態と作業組織、生産システムシミュレーション、技術経営

機械システム工学科 王 建国

ゼミ紹介

 本研究室の研究は主に生産システムのデザインと管理を中心としたものです.具体的な課題としては,主に次のような内容があります.

1 生産形態と作業組織の研究
 生産システムには自動車など組み立てを中心とした生産形態もあれば,ガソリン,薬品など化学反応の装置を中心とした形態もあります.また,個別生産や連続生産,およびロット生産といった分類法もあります.   様々な生産形態の技術システムは異なる特徴を有しています.このような技術システムはそこで働く人々の相互関係をも規定しようとしたり,影響を及ぼしたりします.こういった社会システムと技術システムの相互関係を調べて,様々な生産形態に応じていかなる作業組織を設計すればよいかを追究します.
2 生産システムのシミュレーションの研究
 生産システムを構成する設備やコンベアなどの上を加工されるワークがある時間経過を伴って移動していくさまや,生産指示やかんばんといった情報が伝達していくさま,人や自動搬送台車があちらこちらへと移動していくさまなどをコンピュータ上で模式的に再現する技術で,生産システム上で発生する設備や人の遊び,干渉による稼働ロスや,在庫の過剰,不足といったロスなどシステムにまつわるロスを定量的に顕在化させることが生産システムのシミュレーションです.シミュレーションは既存生産システムの改善や生産システムの能力発揮上のネックとなるものを事前に見つけることだけではなく,より良い生産システムの発見にも役に立ちます.
3 スキルの研究
 機械や情報といった技術システムの進歩は,人間に対してどのような知識やスキルを要求してくるのでしょうか,さらにその技術システムは人間の心理-身体システムとの間にどのような関連性があるのでしょうか,などといった問題を研究します.
4 技術経営の研究
 経営・管理が理解できる技術者を育成することも本研究室の目的の一つです.技術をベースにした新規事業をいかに起業して経営していくかというとベンチャービジネスの経営問題を検討し,ベンチャー創業の学生をサポートします.
担当科目

システム・シミュレーション, 生産管理論, ベンチャー起業論

略歴

 中国の浙江省に生まれ(1962.11.),浙江絲綢工学院機械電気工学部電子自動化専攻卒業(1982.7)後,製糸会社で約一年間の実務経験を経て, 華中理工大学大学院経営工学研究科修士課程に入学し(1983.9),同課程修了(1986.12)後,南京大学国際商学院経営学部助手(1986.12),同専任講師(1988.11).   名古屋大学と南京大学の交流協定に基づき,日本政府(文部省)奨学生として名古屋大学大学院経済学研究科に留学(1990.1),同博士後期課程単位取得(1996.3).名古屋大学経済学部専任講師(1998.12).名桜大学国際学部助教授(2003.4).2004年4月より現職.