教員紹介

感性工学研究室

感性モデルに基づく製品デザインの研究

機械システム工学科 井口 弘和

自己紹介

 私は自然が好きです.学生のころは木魂するアルプスの山をよじ登ったり,満天の星の宝石箱を眺めたり,秋空の流れ雲を屋根の上でボーっと見たりしながら,ゆったりと流れる時間を楽しんでいました.今は,自分の時計がデジタル時計のようにカウントダウンしているように見えて寂しさを感じますが,いつも変わらない美しさ,いつも変わらない感動を求めて,音色を奏でる楽器,香り漂う食材,柔らかな動きのスポーツなど,いろいろなものにチャレンジ中です.

ゼミ紹介

 感性工学研究室と称して,身の回りのモノと人間との関係を探っています.たとえば,ペンの書き心地は,ペン先の滑らかさ,弾力感,直線安定感,動きのスムーズ感など主観評価の組合せで評価されます.それは,ペンの詳細な特徴を分析的に計算している訳ではなく,感じた特徴概念を複合した知覚として総合評価がされています.このような複雑な感覚・知覚・印象・気分,体調などが組み合わさったものとして総合評価の構造を分析して,ヒトの感性の特徴をインターフェイスのデザインに活かすことを考えています.

研究の目的

 生活を豊かにする製品や人に優しい環境を創るために,人間中心のものづくり設計を可能にするデザイン情報を獲得します.

研究テーマ例
  • ○日用品における意匠デザインとユーザビリティの適合性
  • ○印象を変える店舗デザインの特徴
  • ○感情モデルに基づくパーソナルデザインシステム
  • ○音楽環境が作業に及ぼす影響
  • ○快適音楽における音楽要素の特徴
  • ○食品のおいしさと味印象の特徴
  • ○スポーツにおける呼吸と動作の関連
  • ○照明が空間の奥行き知覚に与える影響
  • ○呼吸による覚醒状態の誘導
色の印象特性
カップの使用性の評価
メッセージ

 人は環境で育ちます.人間が好きで,まじめに研究してみたい人は,一緒に語り合いましょう.時計仕掛けのロボットよりも,温かい製品を創るアイデアをたいせつにしています.

担当科目

感性工学,幾何学

略歴
【学歴】
1976年 東京理科大学 卒業
1996年 名古屋工業大学大学院 博士号取得 (工学博士)
2003年 日本人間工学会認定人間工学専門家資格取得
【職歴】
1979年 (株) 豊田中央研究所入社
1999年 同研究所・感性心理研究室室長
2004年 中京大学 生命システム工学部 教授
2008年~ 同大学 情報理工学部 教授
2010年~ 同大学 情報理工学部長
2013年~ 同大学 工学部長