教員紹介

集積システム設計研究室

高性能論理回路の設計とその設計自動手法の研究

情報工学科 鬼頭 信貴

自己紹介

小学生のころ,テレビ番組(NHKの「電子立国日本の自叙伝」)を見て以来,研究者になることを夢見てきました.途中で計算機プログラミングの面白さにも気が付き,現在では計算機を使った回路の設計技術の研究を行っています.

研究室紹介

2012年度よりスタートした研究室です.2015年に最初の卒業生を送り出しました.
現在力を注いでいるのは主に高信頼なディジタルシステムの構成法や超伝導デバイスのためのディジタル回路設計自動化技術についての研究です.

1. ディペンダブル (高信頼 )な論理回路の設計
 高い信頼性を持つコンピュータの必要性は高まっています.一方で微細化の進む半導体集積回路では様々な要因から動作時に誤りが生じることがあります.論理設計の時点で回路内の誤りを検出できるよう回路を構成するなど信頼性を考えた設計とすることが重要です.本研究室では,さまざまな算術演算回路やプロセッサなどについて高信頼な回路構成や回路構成手法を考案し,提案していきます.
2. 単一磁束量子論理回路のための回路設計技術
 半導体集積回路の微細化は物理的限界に近づいてきています.高性能論理回路の実現のための半導体の代替デバイスがさまざま提案されており,その中でも超伝導体を用いる単一磁束量子回路 (SFQ回路 )は有力なものと考えられています.SFQ回路では電圧のパルスを用いて論理値を表現するなど,従来の半導体論理回路とは異なる性質があるため,新たな設計手法が必要です.本研究室では SFQ論理回路向けの論理合成・レイアウト手法などの研究を手掛けています.
研究室での学習
 論理回路設計の方法,その背景にあるアルゴリズム,考え方などを研究のための基礎知識として学びます.それをもとに研究を進めていきます.  それ以外にも,広い視点で社会に必要なもの,社会で自分にできることを見極めることも大切です.身の回りにある問題を抽出し,情報技術の力で解決できるかどうかを検討して,実践してもらいます.このためには知識や技能が必要ですので,就職も見据えながら,簡単な機械工作からマイクロコントローラやFPGAの使い方,Webプログラミングまでハードウエアからソフトウエアまでを必要に応じて学んでいきます.
担当科目

電気電子基礎,ディジタル回路,ディジタルシステム設計

略歴
  • 1981年 愛知県名古屋市生まれ
  • 2004年 名古屋大学工学部電気電子・情報工学科卒業
  • 2006年 名古屋大学大学院情報科学研究科情報システム学専攻博士前期課程修了
  • 2009年 同大学院博士後期課程修了 博士(情報科学)
  • 2009年 名古屋大学大学院情報科学研究科研究員
  • 2010年 京都大学情報学研究科特定研究員
  • 2012年 中京大学情報理工学部情報システム工学科講師