教員紹介

エレクトロニクス材料の新たな可能性の追求

大規模シミュレーション&分光技術で新しいデバイスの設計に貢献

電気電子工学科 須田 潤

自己紹介

 酸化物結晶のフォノン物性について、スーパーコンピュータによる計算シミュレーションとラマン分光により研究を行ってきました。今後は、国内の大学だけではなく、海外の研究機関とも共同プロジェクトを進めていく予定。

研究紹介

 近年、スーパーコンピュータ「京」の出現により、実験が極めて困難な条件下での材料の物理現象に関する情報を短時間で得ることが可能となり、産業界において、スーパーコンピュータ・シミュレーションによる精密な予測により、製品設計において大幅なコストダウンをもたらすことが可能になるとして期待されている。従来、電気材料分野において、誘電体材料は絶縁材料として重要な役割を果たしてきていたが、誘電体材料の利用技術はそれ以外の新しい分野にも注目されている。例えば、新分野の1つであるテラヘルツ発生技術における誘電体材料のフォノンシミュレーションである。須田研究室では、誘電体材料を利用した光デバイスの高性能化を目的として、専用サーバーやスーパーコンピュータを用いてシミュレーションと分光実験を行う。具体的には、タングステン酸結晶等を用いたラマンレーザーの高利得化を目的として、フォノンシミュレーションを行う。また、パワー半導体として注目されているSiCのシミュレーションにチャレンジする。さらに、誘電体材料の光センサーへの応用を目的として、ATR光センサー実験システムの構築等を理論、実験の両面から行う。

図1 コンピュータシミュレーション結果(Si)
図2 THz音響フォノンシミュレーション結果
図3 高出力ラマンレーザーシステム
担当科目

電気材料工学,電気回路2・実習,電気電子工学実験2 他

研究室

名古屋学舎11号館7階

略歴
  • [学歴]
  • 1988年 秋田大学鉱山学研究科修士課程電子工学専攻修了
  • 1999年 理学博士(金沢大学)
  • [職歴]
  • 高等学校,短期大学教員を経て,
  • 2003年 国立釧路工業高等専門学校電気工学科に着任
  • 2006年 国立釧路工業高等専門学校教授
  • 2012年 中京大学情報理工学部准教授
  • 2013年 中京大学工学部准教授