教員紹介

電気宇宙工学研究室

プラズマ理工学・数値シミュレーションを応用した宇宙工学研究

電気電子工学科 村中 崇信

自己紹介

 私は地方の自然豊かな環境で生まれ育ち,幼少の頃から自然が大好きでした.さらに好奇心が旺盛だったため,将来は研究者か技術者になろうと,物心ついた頃から思っていました.研究生活がスタートした時に,エネルギー工学分野で「プラズマ」に出会って以来,プラズマ理工学に関する研究を継続して行っており,現在では宇宙工学分野でのプラズマ応用研究に従事しています.

  • 1) 人工衛星の電力供給の安全性と機体設計に関する研究人工衛星が飛行する宇宙空間は,さまざまな荷電粒子(プラズマ)が存在し,人工衛星はこれらと電気的に相互作用します.この結果として,例えば,人工衛星の電力源である太陽電池に不具合が発生し得る事が知られています.宇宙環境プラズマと人工衛星の電気的相互作用を解析し,人工衛星の電力供給の安全性と,より良い電気電子機器配置等の機体設計に貢献することを目指します.
  • 2) 宇宙探査機に搭載するプラズマロケット開発研究プラズマロケットはその特性から,宇宙探査等の長期ミッションで使用される推進器の主役となりつつあります.現在は今後の宇宙探査,宇宙活動の拡大に即して,大電力化,長寿命化を目指した開発研究が進められています.本研究室では,プラズマロケットの要素技術研究を行い,次世代プラズマロケットの開発に貢献することを目指します.
  • これらの研究を進める上で,数値シミュレーションツールの開発とツール化を,産業応用も視野に入れて実施します.宇宙工学の研究課題に従事しながら,プラズマ理工学を中心とした基礎知識と,数値シミュレーション技術を習得し,これらを武器に社会で貢献出来る人材育成を目指します.
宇宙プラズマ環境を飛行する飛翔体周辺のプラズマ挙動解析例
宇宙プラズマ環境を飛行する飛翔体周辺のプラズマ挙動解析例
略歴
学生の皆さんへ
大学・大学院時代は,皆さんが将来,社会人として自活して行くための大切な準備期間です.この時間を活かす事ができるかどうかは,ひとえに皆さんの心持ち次第です.価値観が多様化し,社会の将来展望も混沌とした現代では,自分の人生を切り拓いて行く力が,以前にも増して求められる事でしょう.大学・大学院では,知識や技能の習得を中心に,ご自身の総合的なスキルアップをはかり,将来の選択肢をひろげる事ができるように,日々ベストを尽くして有意義な時間を過ごして下さい.
略歴
  • 1991年 山口県立柳井高等学校卒業
  • 1996年 九州大学工学部応用原子核工学科卒業
  • 1998年 九州大学大学院総合理工学研究科修士課程エネルギー変換工学専攻修了
  • 2001年 九州大学大学院総合理工学府博士課程
         先端エネルギー理工学専攻修了博士(工学)
  • 2001年 大阪大学レーザー核融合研究センター研究員
  • 2003年 九州工業大学工学部中核的研究機関研究員
  • 2005年 九州工業大学産学官連携研究員
  • 2007年 宇宙航空研究開発機構情報・計算工学センター招聘研究員
  • 2012年 中京大学情報理工学部情報システム工学科准教授