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明翫ゼミが世界自閉症啓発デーLIUB名古屋に参加

2007年の国連総会においてカタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」として全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが世界各地で行われています。名古屋においても中京大学現代社会学部辻井ゼミ・工学部曽我部ゼミ・心理学部明翫ゼミ・椙山女学園大学堀田あけみゼミの学生がLIUB名古屋実行委員会を立ち上げて、名古屋テレビ塔をブルーにライトアップするイベントを企画・実施しました。
自閉症には障害特性と言われる苦手なことがあります。その1つに社会的コミュニケーションの苦手特性があります。例えば「今日のお前は全然ダメだったぞ!」という叱責だけでは「ダメだった」という状態しかわからず、自分はどうすればよいかは自分で考えなさいというメッセージになります(実際に社会ではそういうメッセージの意図するところや相手の真意などを推測して行動で示していくことが求められてはいます)。でも自閉症の方はこの相手の意図や考え・気持ちを推測することが脳の働きの違いからくる苦手さで難しいのです。この「どういうことが苦手なのか?」ことが分かっていただきたいポイントの1つめです。
次に、では周囲人々はどうサポートすればよいのか、これが2つめのポイントです。脳の働きの違いから、その場の雰囲気、相手の気持ち自然に推測することが苦手ということ上で取り上げました。ということは自閉症の脳の働きに合った教え方をするのが良い対応になります。この教え方には自閉症研究から有効性が明らかになっている方法・ツールがたくさんありますが、基本原則は「ひとつひとつのコツや方法(やり方)を具体的に教えて、出来るようになるまで練習に付き合う」ことです。つまり、丁寧に教えて練習すると出来ることが増えていきますが、そこには応援してくれる人が必要です。
最後の3つめのポイントです。それはサポートしてくれる人に「助けてください・困っています」とうまく伝えることが苦手なのです。その本人が困ったという表現が周囲から見た困った行動であったり、パニックであったりします。私たち周囲の人が自閉症の人の苦手なことを学んで「何か困ったことはありませんか?お手伝いしますよ」という気持ちで関わっていくと幸せに生きていける自閉症の方・ご家族の方は随分と増えると思います。本イベントでは、そのような思いから、半年間の準備期間を経て自閉症の正しい知識を学ぶクイズを行いました。

(明翫光宜)

自閉症の方への望ましい関わり方を学ぶクイズ

LIUB 司会を担当して

プレイベントの司会を通して実感したことは、臨機応変に対応することの難しさや仲間と協力することの大切さです。本番ではリハーサルで練習した通りにいかないことが多々あり苦しい思いをしましたが、仲間のサポートもあってなんとかやり通すことができました。今回の経験から、人ひとりの力で出来ることには限りがあり、様々な考えや個性を持つ人が同じところを目指すことで初めて素晴らしいものが出来上がるのだろうと感じました。一緒に頑張ってきた明翫ゼミのメンバーをはじめとする多くの人たちとこのイベントを盛り上げることができよかったです。

(心理学部4年 杉山円樹・伊達琴美)

プレイベントでの司会の様子

イベントに参加して

私たちは、自閉症のお子さんへの支援をテーマにクイズを行いました。どんなことを伝えるべきか、どのようにクイズを展開していくかのミーティングを事前にゼミ内で重ね、イベントに臨みました。今回のイベントでは、自閉症について自分自身もより一層理解を深めることができたと共に、仲間と一つのことをやり遂げる達成感や喜びも得ることもできました。自閉症の特徴を理解している人が増えいくことで、少しでも自閉症の方も自分らしく、生きやすい世界へと変わっていくと思います。そんなことを多くの人に伝えていくきっかけとなるようなイベントに参加させていただけたことを、自らも今後の生活に活かしていきたいと思います。

(心理学部4年 内田なるみ)

クイズを担当して

プレイベントで行われた自閉症に関するクイズの作成をしました。今回のクイズのテーマは「育児」ということで、自閉症のお子さんを持つ親やその周囲の人たちなど、専門的な知識のない人でも実践することのできる自閉症の子との接し方やサポートについて、正しい方法と間違った方法の説明を行いました。クイズの作成にあたっては、各人が自閉症の子に対して行われる育児について興味のあることを列挙していき、文献を用いて解答・解説を作成しました。このクイズはイベントだけでなく、SNSでも配信されており、イベントに参加できなかった方も手軽に自閉症のことを知ることができるようになっています。イベント当日は、自閉症の当事者の方だけでなく、一般の方々にもご来場いただき、劇やクイズを通じて自閉症のことを知るきっかけになったのではないかと思います。私たちの身近にも自閉症の方は大勢いらっしゃいますが、残念ながら周囲の人たちの理解はあまり進んでいないのが現状です。今回イベントに参加された方には、自閉症の理解を深めていくだけでなく、周囲の人たちにも率先して自閉症のことを広めていただければと願うばかりです。

(心理学部4年柿木慎吾)

プレイベント会場のもちの木広場にて
ブルーライトにアップされたテレビ塔をバックに記念撮影
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