国際政治学専攻 division of international politics

地球規模で人と暮らしを考える

国際社会における諸課題を分析したり、課題解決したりする能力を身につけます。政府や国際機関、NGOなどでの活躍を目指します。

国際政治学専修

国際社会が直面する諸課題は、国家や国際連合などの国際機関だけで解決できるものではなく、国際的なNGOなどの役割も大きくなっています。そのため、国際政治学専修では、国際政治に関する理解を深め、国際社会が直面する諸課題に関わるための知識を修得。政府や国際機関、NGOなどで活躍できる実践的な政策立案能力をもった人財を育成します。

研究テーマ例

  • 気候変動問題に日本はどう取り組むべきか
  • 日本は増大する難民にどう向き合うべきか
  • 高まるナショナリズムと欧州統合問題の行方
  • アジア太平洋・インド地域と連携した日本の安全保障政策
  • 東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策について
  • 国連改革と日本の常任理事国問題

授業紹介

国際機構論

国際連合に代表される国際機関は、現在の国際社会を構成する重要なアクターです。また、東南アジア諸国連合(ASEAN)やヨーロッパ連合(EU)のような地域統合の進展(もしくは停滞)も、現在の国際社会を理解するために必要な視点です。これらの組織の起源や実態を明らかにするとともに、課題について体系的な知識を修得します。さらに多様な文化的背景を有する人々が活動する場としての国際機関の具体的な運営の実態についても検証します。

安全保障論

現在、民族紛争をはじめ、頻発するテロや核拡散問題など、国際社会の安全をいかに確保するかはきわめて重要な課題となっており、安全保障に関する基礎的知識はグローバル人財に不可欠です。この授業では、第二次大戦後の日本の安全保障政策を中心に、安全保障に関する基本的な考え方や政策を学修します。そして安全保障政策の具体的内容について考察し、自分の考え方を説明できる能力を養成します。

国際開発学専修

グローバル化により世界経済が成長する一方で、貧困、環境破壊、難民の増加など、多くの課題は未解決のままです。「開発」は途上国だけが取り組む問題ではありません。持続可能な世界の実現には、国際機関や政府だけでなく、先進国の企業や市民の貢献も必要です。国際開発学専修は、確かな知識をベースに自ら考え、行動する人財を育成します。

研究テーマ例

  • 日本の開発援助とアフリカ
  • 高等教育におけるジェンダー・ギャップ
  • SDGsがもたらす途上国でのビジネスチャンス
  • 途上国の生産現場と日本人
    ―倫理的消費の可能性―
  • 社会的弱者の貧困軽減
    ―職業訓練のインフラ整備―
  • 国際協力は本当に役に立っているのか
    ―国際機関とNGOの比較を通じて―

授業紹介

国際協力論

「国際協力」とはどのようなものでしょうか。世界の開発課題やグローバル課題に対して実施されている国際協力の理念、歴史、手法、多様なアクターの特徴など、国際協力全般について基本的知識を学びます。世界の貧困を削減するための協力、平和構築のための支援、持続可能な開発のための取り組みなど具体的なテーマを通じて、国際協力のあり方やその役割に関する見識を深めます。

持続可能な開発論

人類の生存基盤である自然環境と、経済活動が引き起こしてきた環境問題について、自然科学と社会科学の両面から学際的に学びます。さらに、不平等の是正、貧困軽減、水と衛生へのアクセス向上など、社会の持続的発展に必要なさまざまなトピックを議論します。持続可能な開発へのさまざまな取り組みと成果、今後解決しなければならない課題を理解し、国際社会が目指すべき開発の姿を考えます。

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