ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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概要

中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

が得られる。なお,すべての項目は1 次独立と仮定したのでは必ず存在する。ここで,(13)と(14)を加算し,(12)を用いると,したがって, かつ,項目の1 次独立性の仮定によりだから,である。これが証明すべき事実であった。すなわち,vl の非ゼロ要素は,集合Jl に含まれる項目に対応する部分だけである。したがって,最小化基準は(10)から(11)に書き換えられる。主クラスター成分分析を(13)に代入して,ここで,項目の1 次独立性の仮定により, が成り立つから,(15)である。この式は,1 主成分の主成分分析の式に他ならない。つまり,解は,クラスター内の変数のみを対象とした1 因子の主成分解であり,重みは,相関行列の最大固有値に対応する固有ベクトルを, と基準化したものである。いずれにせよ,これによって解くべき問題は,最大固有値の和が最大になるような項目のクラスターを見出すことに帰着する。ところで,結果的にこの方法は,Braverman(1970),Escoufier(1988)完全単純構造・主クラスター成分分析・resampling による確認(村上) 61( 61 )