ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

このは,尺度l の(下限ではなく)正確な信頼性係数となる(Spearman-Brown の公式,(1)の方が一般形とされる,Nunnally, 1978)。このように考えてくると,研究者は項目反応データに因子分析を適用にあたって,だいたい次のようなことを期待していることになる。ここでは,仮に,質問項目がq 個のクラスターに分かれており,それぞれのクラスターは,それぞれ, 個の項目からなっているものとしよう。このとき, である。さらに,項目を適当に並べ替えることによって,同一のクラスターに属する項目を隣接する位置にもってくることができたとする。そうすると,項目間相関行列は次のように分割できる。個々の下位行列のうち主対角要素となるRll は,平行測定の仮定にしたがってすべての項目間相関が等しく,次の形をとる。もし, ならば,対応する負荷行列は次のようになるであろう(ここでは,共通性推定を伴う狭義の因子分析を想定している)。なお,O はゼロ行列である。完全単純構造・主クラスター成分分析・resampling による確認(村上) 49( 49 )