ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

(2)補償不十分・「日々不安な生活を送っているのが現状だと思います。一番は子供の将来の事、先の見えない不安があります。本当にこのまま、ここに住んでいて大丈夫なのか、病気になってしまった時の、国や、東電の対応等、考えれば色々ありますが、今回の賠償金が終了みたいになっていますが、これから大人になっていく、子供達にどれだけお金がかかるか、わからない所で、まんがいち病気になってお金が必要な時に、治療や入院日、通院等もっともっとかかるのに足りないと思います!!除染だって自宅はまだまだだし、個人でやりたくてもお金がかかります!!本当に、このままで良いのでしょうか」・「事故からもすぐ2 年がたちますが、未だに原発事故に併う出費(放射能除去に良いとされる食品や、県外産の米・野菜の調達、子供のために車で往復2 時間かけて公園など移動をし、ガソリン代、一字疎開による二重生活など)で、いくら賠償金(家族全体で80 万ほど)を受けとっても、震災前の貯金まで戻らないし、未だに赤字の生活。震災の心労からくる精神障害で、やっとのこと見つけた産後初の社会復帰だった、好きな職場も病気により社会適応が出来ず、約1 年程さらに貯金を切り崩しての生活。現在も病気は落ちついたり再発したり。でも、生活していくために再出発して今に到ります。2 年たった今でも、20msv(夫婦で除染する前)ある家の敷地内がある中、県や市の除染はやっとはじまったが、公共施設から先。うちはまだ。今は5msv くらいになりましたが、普通じゃない値ですよね。津波での被害のあった地域は、やり直しが始まっているのに、こんなに高い線量(ホットスポットなみ)でもグレーゾーン扱いの地域は、国や県からの補助、東電からの賠償も、市民の心労に比例していません。」不信・「きっと将来、健康に異常がでても、原発事故の影響だとは感じてく186( 186 )