ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

感じます。家計は苦しくなりますが後から後悔したくないと思い避難を決めました。この子が1 年生になるまでは県外にいる予定です。その後は様子をみて決めようと思います。」(2)除染・「事故後、うちは自営で建築業ということもあり、家を高圧洗浄で洗い、家の前の庭は土を入れかえてコンクリートをうちました。また、原発後、飲料水はずっと買い続けています。金銭面でも税金等の免除などしてくれるといいなあと思います。」(3)保養・「最近になって、市で除染(住宅地)と言っていますが、除染をしても震災前の安全で安心して暮らせる地にはもうなれないと思ってしまっています。目に見えて、国、東電、県が福島県の子供達の為に動いてくれる事を願うばかりです。そしてこれ以上、浴びさせないように、親の努めとしてがんばっている事は“保養”です。お金がかかります。大変です。どうか線量の低い県で福島県の子供たちを救って下さるよう、サポートして頂けるとありがたいです。*(例・高速道路無料化・公的施設・娯楽施設・etc.)」(4)食生活・「食生活では、安全とは言われても、あれば、高い値段でも、他県の商品を買い求め、水(飲料水)は、いつも買い求めている。うちのような、母子家庭で、収入の少ない家庭では、大きな問題です。でも、子どもの健康を考えると、買わざるをえないし、やはり、将来がとても心配。もし、病気になったときに、こうかいしたくない・・・。あの時、ちゃんとしていればと・・・。」(5)外遊び・「日々、放射能が心配です。外遊びもしていません。子供の体力低下がとても不安です。体力も落ちていて、すぐ疲れてしまいます。」178( 178 )