ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

かも信用できないのが本音です。」・「どこに行っても、震災前と現在を比べた違いの説明が分かりづらすぎる!専門用語で話されてもわからない。何もわからない状態の者に説明するという意識がない。不安をあおっている事に気付いていないと思う。だって、説明が難しすぎるから。何がどう大丈夫なのか、以前はどのくらいの放射能が舞っていたのか、何がだめなのか、どうすればいいのか、検査だ、何だと、結果すらわかりづらい!! 本当に一般人の事を考えているのか・・・。子供達の事を考えているのか・・・。不安になる。」・「何の根拠もないのに、安全だ、大丈夫だ、安心して、と公に言うのはやめてほしい。危ないなら危ないと、きちんと伝えてもらった方が、子供や家族を守るために対策を考えるし、まわりとも協力できる。隠したり、ごまかしたりするから信用できなくなるし、まわりともギクシャクする。」・「放射能汚染、それに関わる健康被害については、世界的にみても経験の少ないことです。そして専門家の方々においても意見は違ったり、知ろうとするほど混乱も多いのではないでしょうか。中でもインターネットの情報は信用性のないものも沢山ありますが、自分の信じたい情報を信じ、受け入れてしまう人も沢山いるように感じます。難しいことだとは思いますが、正しい情報、信用性の高い情報の整理をして、インターンネットも含め、これからも発信していただければと思います。」・「原発周辺の子どもから、甲状腺に異常がみられたと聞きます。事故とは無関係と言いますが、あまり信じていません。そういう事が、これからも増え、『チェルノブイリと同じだった。』と言う事になりそうだと思ってしまいます。そういう事も、受け入れなければならないのが避難しなかった私たちのこれからの不安です。」152( 152 )