ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

7 人間関係7.1 夫婦・親族夫婦や親族との間に考え方の違いがある。その結果、ストレスを感じたり、関係が悪化したりする場合がある。・「夫と避難するしないでけんかになりました。小学校に入ったばかりの上の子のことを考えると環境変化にともなうストレスを考えて避難できないという意見に『母親失格』といわれました。今でもその考えのちがいは平行線のままです。夫婦仲もあまりうまくいかなくなり、子どもたちにストレスを与えてしまっています。」・「どうしても義父や義母は原発の危険なことを理解してくれないので相談しにくい状況です。」・「子供を両親にまかせて避難してもらったが、両親とは原発の考え方や両親も病気をもっている為、長い期間の避難はできなかった。」・「原発事故直後は、私の考えと夫の考え、義両親の考え方の違いに悩みました。」・「放射能が安全かそうでないか、夫と夫の両親との認識のズレがあり、とてもつらかった。」・「本当に大丈夫なのかすごく不安です。しかし、福島にいると皆段々気にしなくなっていて、自分だけが気にしすぎているのかと不安になります。夫もこの地から離れる気はなく、ひなんするなら離婚すると言われており、ひなんが出きずに今に至ります。」7.2 近所・知人近所の友人や知人との間に考え方の違いがある。その結果、ストレスを感じたり、関係が悪化したりする場合がある。・「同じ福島県内でも、以前住んでいた場所・現在住んでいる場所、個1,200 Fukushima Mothers Speak(成元哲・牛島佳代・松谷満) 145( 145 )