ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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概要

中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

・「小学生の長女・次女が甲状腺の検査で、A2 の結果で、少し心配があります。福島の子どもと比較する為にも、他の県の子どもたちの検査もしてほしい。」・「一番上の息子と二番目の娘には、甲状腺検査でA2(20mm 以下ののうほうがある。再検査の必要なし)の検査結果が出たり、2 番目の娘の頭に、昨年10 月頃より、円形脱毛症がみられたり、一番下の娘には、昨日、白髪1 本みつけたり・・・と何かにつけ原発の影響を不安に思う日々が続いています。」・「県外避難者(子)への健康診断(甲状腺検査、ホールディングカウンター)をもっと早くして欲しいと今も要望しています。」・「ホールボディカウンターでの検査では3 人の子供全員心配ない結果で一安心でしたが、甲状腺の検査にて、上の子2 人(14 才、8 才)がA2 判定でした。『成長期によくあること』と説明文がありましたが、かなり不安になりました。精神的にもやや落ち着きはじめた矢先だったため、母親としてものすごく落ち込みました。うちは、事故後家族の意見もそろわず避難しませんでした。そのせいなのかと。検査結果後の再検査は2 年後、子供の成長速度で、それで大丈夫なのか?と思います。今すぐ避難はしたいと思いながらも仕事、学校、お金、家のこと、親のこと、悩むところです。A2 判定について、まともに相談できる先もわからず悶々とします。半ばあきらめて少しずつ落ちついた感じです。」・「震災時妊娠中でお腹の中にいた子供に甲状腺検査をさせなくてよいのか心配です。(現在行われているのは震災時出生していた子のみ対象なので)」・「原発事故後、会社を休まなくても良い休み(有給)が増えた。例えば、子供の甲状腺や、内部被ばく検査など、本来なら、やらなくては、良い検査を、行う事により、会社を休む事になり、(子供のつきそいで)有給がへってきている。3 人の子供がいると、それぞれ検査の日1,200 Fukushima Mothers Speak(成元哲・牛島佳代・松谷満) 137( 137 )