ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

遊びの楽しさを知る時にそうできなかった事でこん後なにかと影響がでないか心配です。私も神経しつになりましたし、本当に2~3 歳の子をもつ親にしかわからない苦しい思いをしました。」・「子供は敏感です。原発事故前までは普通に外遊びをしていたのに、事故後、1 ヶ月以上もの間家から出ることのない生活でした。私は理解できなくとも全て子供に話し、外では遊べない事も”ごめんね”と伝えました。それまで外で遊びたいと言っていた子供も、今では『外は危ないから中に入ろう”』と下の子を誘ってくれるようになりました。外遊びをしない事が、どれほどストレスがたまるのか、心、体の発達に影響があるのではないか、ずい分悩みました。事故後、少し落ちついてきてから、それまでの分を取り戻してあげたいと思い、県外に月に2~3 回出かけ、外遊びをさせていました。お金はかかりますが、親も安心して遊ばせられ、子供も楽しそうです。」・「幼稚園にこの春入園しますが、上の子たちと全く違う環境となってしまい、外遊びなどで、友達とのかかわりをもたないまま、入園となってしまいそうです。体力も、きっと低下しているのではないかと思います。今後、成長していく過程で、運動をさせるつもりでいますが、室内スポーツを考えています。やはり、今思うのは子供達に健康に生々と育ってほしいと強く思います。」・「今となれば、放射能についてもなあなあになりつつあるようで、私は今も気にしてしまいますが、時がたつにつれ、その気にする事をなかなか他人には言いづらくなってきてます。できるなら外遊びも短時間にしたい所も、学校や幼稚園では、他の親御さんは全く気にしないということも耳にするので、4 月から幼稚園に通う際に、うちの子だけ・・・短時間で・・・とは言いづらいです。それは市の方できちんと対応を継続すべきだと思います。」・「原発事故前は毎日子どもと散歩し公園で遊ぶのが日課でしたが、事故後、散歩することも公園に行くこともなくなりました。7 才の子も128( 128 )