ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

ページ
124/198

このページは 中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号 の電子ブックに掲載されている124ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

の影響を指摘するものと、不明のものとがある。・「原発事故により夫の仕事がなくなり、一時期失業中でした。子供は家にパパがいつもいるのを喜んでいましたが、今まで必要のなかった出費があったりしてお金の心配でイライラ(私が)して、子供にもあたったりしていました。」・「原発後、様々な問題があり、家計も苦しく、失業している状態で、子育てにも影響があるのでなんとかしてほしい。」・「震災後、本当に就職先なく困っています。理由は子供3 人が保育所に行っていて病気でいつ休まれるか分からないと言う理由です。現在、何とか実家に頼み事務の手伝いをしていますが、それでは収入につながりません。これから先、子供が成長するのに先も見えずと言う感じです。」・「この2 年間、原発後、どこへも行けず、小さい子供をかかえ、不安がある中、私は、仕事も、続けることができましたが、主人は仕事を失い(1 年前に)、家(借家)もガタガタになり、生活に不安をかかえてきました。」その他、田畑が使用不能となり、食材の自給ができなくなったという意見があった。・「事故前までは野菜等全て実家で作ったものを食べていたが、後には生協等で全て購入している。」5.2 支出支出に関しては、①「避難・二重生活の費用」、②「放射能対策費用」、③「外遊びの代わり」、④「他県産の食材・水の購入費用」、⑤「租税、公共料金」、⑥「保険」の6 つに分けられる。122( 122 )