ブックタイトル中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

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中京大学現代社会学部紀要2014第8巻第1号

も心配。もし、病気になったときに、こうかいしたくない・・・。あの時、ちゃんとしていればと・・・。」・「食べ物はなるべく福島県より遠い県外産などを買うことが多いのでお金がかかる。原発前は福島の野菜やくだものは日本一だと思っていた。」・「我が家は水を購入して飲んでいます。水道水は大丈夫との事ですが、ちょっと本当なのか?と不安に感じます。食べ物も大丈夫との事ですが、県外産を選んでいます。義父がつくってくれていた野菜も申し訳ないのですが、お断りしています。義父の事を考えるとすごく申し訳なく思い、すごく複雑な気分になります。」・「地元の野菜も検査しているから大丈夫と言われるが、ホントに!?基準値が低いのでは?実家の芝生はとても数値が高いです。農家の土も高いはずでは!?入れ替えはしているのですか??米も同じ・・・。地元のものを食べたくても食べられない。」・「水や米、野菜は全て県外のものを使う。家計が以前より負担が増えた。母親のストレスが増えた分、きっと子供たちに何らかの精神的負担をかけているはず。」・「野菜やお米も福島産の美味しい商品があっても不安でわざわざ県外産のものを購入して料理しております。」・「震災前は、祖母が作った野菜や米をもらって食べていましたが、原発事故後は、祖母にも、『いらないから。』と言って、もらっていないので、祖母にも悪いなと思うし、一番は、県外の高めの野菜や米を買っているので、家計的にも悪い。祖母は84 才で、野菜作りを楽しみとしていたので、今、その趣味を奪われて、かわいそう。ボケてしまうんじゃないかと心配だ。」・「事故前までは野菜等全て実家で作ったものを食べていたが、後には生協等で全て購入している。主人の実家で子供にトマトやキュウリを畑から取って食べさせているのがとても気になるが、大人は大丈夫で1,200 Fukushima Mothers Speak(成元哲・牛島佳代・松谷満) 117( 117 )