中京大生のアントレプレナーシップを育成 第3回EPoCh講演会を開催

 中京大学のアントレプレナー教育プログラム「EPoCH(エポック:Entrepreneur Program of Chukyo University)」の第3回講演会が12月23日、オンラインで開催され、学生、教職員約40人が参加しました。

 中京大学が参画する Tongali プラットフォームが、文部科学省からの委託事業であるスタートアップ・エコシステム形成支援に採択されたことをきっかけに、本学においても中京大生のアントレプレナーシップ醸成を目的とした活動をスタートしました。2021年度は3回の講演会を行っています。

 今年度の最終回となる第3回EPoCH講演会では、プログラム機関代表者である橋本学副学長の挨拶のあと、工学研究科の中山裕貴さん(修士課程2年)による「Tongaliでの活動経験を通じて得られたもの」、Tongali事務局の小西由樹子さん(名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部スタートアップ推進室 副室長)による「学生生活におけるアントレプレナーシップ醸成の重要性」と題した講演が行われプログラム代表の総合政策学部・坂田隆文教授による閉会の挨拶で会を終えました。

 中山さんは、Tongaliのスクールやビジネスコンテストに参加した経験から得られたものや苦慮したことなど、エピソードを交えながら発表しました。さらに、Tongali参加のきっかけになった技術「NISH」は特許出願を行っており「出願に至るまで苦労もしましたが自分の研究が認められたことは喜びでした」と話しました。最後に、経験しておいたほうが良いこととして「熱中する経験」「手を動かすこと」「誘われたら参加すること」の3点を聴講者に伝えました。

 (中山さんの研究に関する記事はこちら→https://www.chukyo-u.ac.jp/research_2/entrepreneur/2021/03/019261.html

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中山さんの発表

 小西さんは、他の国に比べて就職率がいい日本では起業を目指す学生は少ないが、起業することで「リーダーシップや世の中の経済活動への理解」「ニュースで目にする記事や事例について表面的な理解だけでなく、背景にある現象や考え方」などを身につけることができる、といった起業家精神(アントレプレナーシップ)を育てることの重要性を話しました。

 (Tongaliプロジェクト(東海発起業家育成プログラム)サイトはこちら→https://tongali.net/

 中京大学のアントレプレナー教育プログラムは、この後4年間、文部科学省から支援を受けながら実施され、次年度は講演会だけでなく、さまざまな活動を行う予定です。

2022/01/06

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