総合政策学部坂田隆文ゼミの学生が企画・制作協力した通販サイトがオープン

 総合政策学部でマーケティングや商品企画を専攻する坂田隆文ゼミの学生が約5ヶ月かけて企画提案を行ってきた通販サイト「だらりん」(https://www.dararin.jp/)が12月24日にオープンしました。この通販サイトでは、これまでに坂田ゼミが産学連携活動の一環として商品販売に至った「Earth Gear」(株式会社五合)を初め、この通販サイトのために新たに企画提案した数々の商品が取り扱われています。

HPTOPその1.png
「だらりん」トップページ

 この通販サイトは「作り手の想いをしっかり伝えることで愛知を応援する」ことをコンセプトに、このコンセプトに合致している商品を取り上げ、ものづくり愛知のすばらしさを多くの方に知ってもらいたいという気持ちでつくられたサイトです。坂田ゼミの学生たちは本サイトに掲載できる商材の探索・選定や、実際にサイトに掲載してもらえるようにするための商談同行、さらにはオリジナル商品にするための企画提案といった活動を行ってきました。

HPバナー部分.png
バナー部分
logo.png character.PNG
サイトロゴ サイトキャラクター

【学生からのコメント】

■ この活動で何より大切だと感じたことは「思い」です。通販サイトに掲載する商品を提案するにあたって通販サイト立ち上げに込められた「思い」を解釈し、それに沿って作り手の「思い」が込められた商品を探し、その商品の「思い」をサイト運営企業に伝えるということがとても重要でした。
 まず、通販サイトに対する思いに沿った商品を探すのにかなり苦戦し、いくつものHPを何度も閲覧しました。その上で通販サイトに掲載したいと思った商品の作り手に実際にヒアリングを行い、思いを確かめたうえで掲載提案したことで私が提案した商品は実際に掲載していただけることになりました。
 掲載決定後は企業の方の営業やインタビューに同行させていただき、企業の思い、作り手の思いを肌で感じることができました。思いが込められた商品をもっと発掘し、多くの人の心を動かせる通販サイトにできるよう今後も活動していきます。

(総合政策学部 中村真夕)

■ 私は本サイトの活動に携わるために3つのチームを掛け持ちしました。豊橋市にある杏仁豆腐専門店の商品を提案したチームでは、企業へのアポ取りや商談がスムーズに進み、通販サイト立ち上げから商品を掲載することが決定しました。一方、刈谷市にある企業の商品を扱いたいと考えたチームは、アポ取りが上手くいかず想定よりも進度が遅れました。また、愛知県の規格外野菜を扱いたいと考えたことをきっかけに、農業に関する専門家へ話を伺ったチームでは、「規格外野菜を使った新商品開発は正直難しい」と結果に結び付けることができませんでした。
 私が参加しているチームだけでも三者三様で、進度や現実度が異なっています。通販サイト掲載への道のりはこんなにも難しいものなのかと日々驚かされることばかりです。しかし、大学生活ではなかなか巡り会えない貴重な経験をさせて頂いているという感謝と恩返しのためにも、商品掲載に向けてこれからも頑張ります。

(総合政策学部 竹内萌恵)

■ 私が今回の活動の中で最も苦労したことは、自分自身の思いや熱意を伝えることでした。今回のプロジェクトは、ただ通販サイトを立ち上げるというものではなく、「愛知県の魅力を広げる」ということが前提としてありました。私は愛知県が地元ではありませんが、自分なりに思いや熱意を持って取り組むことができました。しかし、その熱意、自分たちの思いを言語化して伝えることができず、今回、通販サイトがオープンする時点では、私のチームの商品を掲載することはできませんでした。
 このプロジェクトはこの先も続きます。これまでの反省を活かして、今後、自分たちの提案内容をブラッシュアップしていき、通販サイトに掲載できるよう努力したいと思います。

(総合政策学部 水谷美輝)

■ 私は今回の活動を通して学んだことが2つあります。1つ目は、日常生活に目を向けることです。案を出す際、自分の持っている知識だけでは、なかなかアイデアが出ませんでした。そこで、私は日常的にプロジェクトについて考えるよう意識しました。そうすることで、普段目を向けないようなところに意識が向くようになり、新たな気づきを得ることが出来ました。アイデアを出す上で、特別なことばかり考えるのではなく、身の回りに目を向けることの大切さを実感しました。
 2つ目は、意識の持ち方についてです。今回は愛知県の特産品について調べるところから始め、自分では深く調べたつもりでした。しかし、他のプロジェクト参加者の活動を知ったことで、自分の意識がどれほど低かったか痛感しました。今後は、自分だけの基準で物事を考えず、積極的に活動していくよう心がけていきたいと思います。

(総合政策学部 小金丸未来)

■ 私は今回のプロジェクトを通して、自分の視野の狭さを痛感しました。チームで考えた案について提案した時、「この案に自信が持てるか」という問いかけをされました。その時私は言葉に詰まってしまい、自信を持つことができていなかったことに気が付きました。自分たちの案を視点を変えて考えると、懸念点や問題点が多数挙がったからです。私は客観的な立場、別の立場に立って考えることができておらず、自分たちの案であるにも関わらず、自信を持つことができていませんでした。
 これらのことから私は今回のプロジェクトで自分の視野の狭さを改めて感じ、主観的になりすぎないよう、別の視点からもよく考えることが重要だと分かりました。このような経験をさせていただいたことに感謝し、今回学んだことを忘れず、頑張っていきます。

(総合政策学部 日比希彩)

【関連サイト】

 だらりん(https://www.dararin.jp/
 坂田隆文ゼミHP(http://www.sakataseminar.jp/
 「Earth Gear」商品サイト(https://www.earthgear-gogoh.com/
 商品発売の様子(https://www.chukyo-u.ac.jp/achievement/news/2021/10/019947.html
 商品発売の様子(https://www.chukyo-u.ac.jp/achievement/news/2020/11/018947.html

2021/12/24

  • 記事を共有