工学部生らがNEXT COMMUNICATION AWARD 2016で準グランプリを受賞
アプリ「Life search」を開発

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 株式会社NTTドコモ東海支社など主催のNEXT COMMUNICATION AWARD 2016の授賞式が1月7日に開催され、アプリ開発 テーマ部門「地震発災時に備える/役立つアプリ」で、工学部3年の山田恭佑さん、高木裕平さん、後藤旭人さんのグループが準グランプリに選ばれました。

 NEXT COMMUNICATION AWARDは、学生ならではの柔軟な発想とこれまでに培ったスマートフォンの知識を競うコンテストで、アプリ開発 テーマ部門のほかに、アプリ開発 フリー部門、サービスアイデア部門があります。

◆アプリ「Life search」

 受賞したアプリ「Life search」は震災時に瓦礫に埋もれてしまった人や、行方不明になった人をオフラインの状況下でも、スマホ同士で探すことのできるというものです。被災者として救助を求める事と、救助者として被災者を探す事を1つのアプリで可能にしました。災害時に使えるようにデザイン・操作をシンプルにしています。端末同士での短距離通信で位置情報やおおよその距離のやり取りをし、救助者側端末に被災者側端末の位置情報を表示します。また、防災グッズの登録や確認ができる機能も搭載し震災の備えをする人に向けても利用できるアプリになっています。震災時、インターネット接続が不可能な時でも、皆を助けあえるアプリを目指して、開発しました。

 工夫した点は、震災前にアプリをインストールしていないと意味がない可能性があることから、事前にインストールしてもらえるよう、防災グッズのチェックなどが可能な機能を搭載し、震災に備える準備ができるようにしたところです。

◆受賞者のコメント

 通常の学業に加え、大学で得た知識・技術を活用し懸命に取り組んだことや、目標としたアプリを最後まで完成できた経験は、開発のノウハウや、やり遂げたことによる自信など得るものが沢山ありました。色々と苦労もありましたが、このようなコンテストで受賞することができてとても嬉しいです。

(工学部3年 後藤 旭人)

 

2017/01/26

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