経営学部中村雅章教授ゼミ 大須商店街連盟と3大学で「商学連携」
惣菜弁当「結びの味わ大須」企画・販売
私たち経営学部中村雅章教授ゼミの2、3年生8人は大須商店街の魅力を発信するために、愛知学院大学、名古屋学芸大学と3大学で学生有志団体「大須パレット」を結成し、商店街と大学の「商学連携」により、コラボ商品を開発、販売しました。
チラシ |
開発した商品は、大須商店街の多国籍な特徴に着目し、中国、韓国、トルコ料理など色々な大須の味6品を詰め合わせた惣菜弁当です。大須と消費者を"結び"、大須を"味わう"という意味を込めて「結びの味わ大須」と名付けました。中京大学と愛知学院大学は企画や各店舗との交渉、惣菜の盛りつけ、販売を行い、名古屋学芸大学はパッケージの作成、販売当日のブース装飾を担当しました。
コラボ商品は、11月4日(金)、5日(土)の両日に金山総合駅連絡橋通路イベント広場で開催された「な・ご・や商店街逸品名品テストマーケット2016」で販売しました。初日には愛知県知事の大村秀章氏、名古屋市長の河村たかし氏にも来場していただき、私たちのブースにも立ち寄って商品を試食し、「面白い商品だ」とお褒めの言葉をいただきました。
大村愛知県知事、河村名古屋市長の商品試食 | ブース販売の様子 |
販売目標は1日250個、2日間で合計500個(販売価格500円)でしたが、納品時間と個数を綿密に決めて販売した結果、完売することができました。初日の販売の経験を踏まえて、2日目には声かけの仕方やブースの装飾を一部変更するなど臨機応変に対応したことも良かったと思います。
この活動を通じて、魅力ある商品を開発し、販売するまでには大須商店街の皆様を始め多くの方々の協力が必要であることや、消費者の商品ニーズを深く知ることの大切さを学びました。商品開発会議においては、名古屋学芸大学の先生から、「万人受けする商品は、万人に売れない」というご指摘をいただき、多くの気づきを得ることができました。また、各店舗との交渉では、店舗営業の負担となることや食品衛生上の条件などで破談になることもあり、予定通りには進まず追い詰められた気持ちにもなりましたが、大須商店街連盟や愛知学院大学の地域連携センターの支援もあり、商品開発までたどり着くことができました。
コラボ商品 |
今回の活動は昨年(2015年)に引き続き、2度目の活動となり、コラボ商品のコンセプトも昨年同様「大須の魅力の詰め合わせ」としました。しかし、本来の活動目的は大須の魅力を引き出す新しい商品開発を行い、テストマーケットで消費者の反応を検証し、大須の新しい魅力を創造することにあります。2年間にわたる活動の結果をしっかり受け止め、この経験をさらに来年度に向けてつなげていきたいです。
(経営学部中村ゼミ3年 細川和樹)
●参加メンバー
2年 上村芽生、笠原大河、杉下正樹、三浦聖也、村上瑠菜
3年 細川和樹、長瀬なの伽、宮武真子
●関連リンク
http://www.kinsyachi.com/event/detail/268(金シャチ商店街)
http://www.chukyo-u.ac.jp/achievement/news/2015/11/010112.html (中京大学HP学習・研究活動〔2015.11〕)