学部の垣根を越えた交流会「学部間交流ワークショップ」 2回目は7学部28人参加

 学部の垣根を越えた学生同士の交流を目指した「学部間交流ワークショップ」の第2回が10月29日名古屋キャンパスで開かれ、7学部28人の学生が交流を深めた。                                                                                                

 学部間交流ワークショップは、11学部を擁する本学の強みを生かすため、学生が他学部生との交流を通じ、自分たちの専門知識や強みとは何かと改めて考え、自身のアイデンティティ確立を目的としている。教育推進センターの能動的学修検討部会(部会長・坂田隆文総合政策学部教授)が主催した。初回は8月26日に開かれている。

 2回目のテーマは「就職活動における自己PRの考え方」。坂田教授が講師となり実際に企業で用いられる採用基準などが説明された後、参加学生全員がグループワークを通して、自己PRをどのように考えれば良いかを学ぶことができた。

 また、勉強会の後には、参加者全員で軽食をとりながらの交流会が開かれた。参加した学生たちは、普段関わることの少ない他学部、他学年の学生との交流により、大学時代の人脈づくりの大切さを実感したようだった。

 次回は坂田教授を講師として12月に開催される予定。

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■ 自己PRの難しさ

 自分をPRすることがどれだけ難しいか。今回、学部間ワークショップに参加し一番痛感したことです。

 チームのみんなの自己PRを聞くなかで、「そんな経験をしたことがあるんだ」と感じることがありました。それは自分とは違う学部生だからこそ話すことのできる経験もあり、自分では思い付かないような課題解決をしたというものもありました。

 ただ、こうした話が聞けたのは規定時間内ではなく、発表後の質問時間の中ででした。発表の中でその話が聞くことができればもっと良かったのにと思いつつ、いざ自分の番になってみると時間内に収めることができず、私も質問で内容を補完するかたちになってしまい、短い時間で自己PRをまとめることがどれだけ難しいかを実感しました。また、全体の場で発表するチームの代表に選ばれましたが、自分が90秒で伝えられることと、質問時間でチームのみんなが評価してくれたこととの折り合いをつけることができず、上手く発表することはできませんでした。

 まだまだ努力が足りない点ばかりですが、少しでも人に凄いと思ってもらえる経験ができているということを誇りに、今回学んだことを活かし就活を頑張っていきたいです。

(総合政策学部3年 松岡采那)

■ 社会で認められる力を身につけることの大切さ

 私が今回のイベントで感じたことは2つあります。1つ目は大企業を目指そうと思ったことです。先生のお話の中で、大企業で働くことの良い点をいくつか伺いました。その中には知っていること、知らないこと様々ありましたが、一番印象に残ったのは「たとえ就職したい会社が中小企業だったとしても、大企業にも就職できる力をもってそこに就職するべきである」という先生のお言葉です。これまでの私は中小企業でもいいやという、就職に対する楽観的な考えがありました。しかし、今回お話しを聞いて大企業にも入れる力をつけてから、中小企業への就職を考えようと決心しました。

 2つ目は自分のコミュニケーション力の未熟さを感じたことです。今回行われたグループワークの中で、私はあまり論点をまとめた主張ができていないと感じました。コミュニケーション力は日頃から鍛えていないと身につかないものだと思うので、これからは意識して生活していきたいと思います。また就職活動の面接時は自分より年上の方とコミュニケーションをとることになるので、同年代の人ばかりじゃなく年上の方とも積極的に会話していこうと思います。以上が今回のイベントでの私の感想です。貴重な時間を作っていただきありがとうございました。

(工学部 2年 羽田野博文)

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■ 自分と向き合うきっかけ

 日々生活する中で、就職活動に向けてこのままではいけないと感じ、学部間交流ワークショップに参加しました。今まで同じ大学の同じ学部、学科、学年の気の合う友人というとても狭いコミュニティーの中で過ごしてきた私にとって、このワークショップはとても貴重な体験となりました。

 ワークショップでは自己PRを行いました。人前で話すことに慣れていなく、普段の生活では自己PRをする機会もないので、この課題は私にとって難しいものでした。このワークショップを通して、私は苦労の経験とそれに対する努力が足りていないことを実感しました。また、多くの人の価値観を知ることができたことも自分を見つめ直すとても良いきっかけとなりました。

 ワークショップ後の懇親会では、目標を持って努力している学生の話をたくさん聞け、刺激を受けることができました。今後、狭いコミュニティーの中で生活するのではなく、学外の世代の異なる人とも積極的にかかわるよう心掛けていきたいです。

(国際英語学部 1年 加藤美季)

■ 11学部あるからこそ感じられた違い

 今回の学部間交流ワークショップで自己PRをするにあたり、自分のことを端的に上手く伝えるのは難しいなと感じました。また内容の濃い話をするためにも大学生活で遊んでばかりではいけないなと改めて感じるきっかけとなりました。2年生の段階でもっといろんな経験をして、就職活動の際にはたくさん話ができるようにしたいと思いました。

 また様々な学部の人たちとお話をするにあたり、学部によってやっていることも考え方も全く違い、とても刺激を受けました。例えば国際系の学部の人は僕が頑張っても取れないようなTOEICのスコアをまだまだ低いと言っていたり、法学部の人は学部の勉強だけで宅建の試験に合格したなど、驚く話ばかりでした。総合政策学部である僕の強みはゼミを一生懸命取り組むことです。のんびりとなにもせず過ごしていたら卒業する頃には大きな差がついていると思います。他の学部の子たちに負けないためにも、もっと頑張らないといけないなと今回参加させて頂いて感じました。

 他の学部の人たちと関わりをもてる機会は本当に少ないので、是非次も行なってもらえるのならより多くの人に参加して頂きたいです。

(総合政策 2年 立木一颯)

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2016/10/29

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