経営学部/銭佑錫ゼミ2年生「おせっかい隊」活動を発表

 経営学部銭佑錫教授ゼミの2年生が7月12日、3か月間かけて取り組んだ「おせっかい隊」活動を名古屋キャンパスで発表した。

 おせっかい隊とは「頼まれていないけど、勝手にお世話をやくこと」をテーマに、身近な問題を解決するため活動するプロジェクト。今年は5チームに分かれ、チームごとに問題を見つけて改善案を提案した。

 おせっかいをやかれる側として聴講した名古屋市交通局の方は、“電車が混雑時に優先席だけが空いていること”を問題としてとらえたチームに対し「こういう場所(大学)で優先席をとりあげていただけることは嬉しい。ぜひもっと考える対象としてほしい」と話した。

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経営・向日恒喜教授からコメントをもらう様子 終了後名古屋市交通局の方に話を伺う学生ら


 

■八事駅改札の混雑解消を提案したチームの報告

 「毎日電車通学していて、朝学校に向かう時の改札の混雑に不便を感じていました。“身近な問題”の解決を目指して活動するのがおせっかい隊のテーマであるので、これは最適だと思いチームで話し合って『八事の改札口の混雑の解消』を目指して活動することになりました。

 まずは混雑の状況を把握するために毎朝改札口に立ち、改札を通るのにどれだけの時間がかかったか、どの改札が使われているかを調査しました。銭先生から『具体的な数値があった方が、説得力がある』と指摘されたのでデータを集めることを意識しました。

 また、八事駅の駅員の方や名古屋市交通局の方にインタビューをし、予算や地下鉄のシステムの話を聞いて現状を把握しました。他の駅の状況と照らし合わせるなどして、どうしたら混雑を改善できるか検討し、最終的に改札に足元の案内表示を作る自分たちなりの改善案を提案することができました。ひとまず、春学期でおせっかい隊の活動は終わりです。今後は、私たちの提案した内容が採用されて改善されるのを楽しみにしたいです」

2016/09/23

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