学部の垣根を越えた交流会「学部間交流ワークショップ」開始 第1回は8学部31人が参加
学部の垣根を越えた学生同士の交流を目指す「学部間交流ワークショップ」が、8月から始まった。第1回が8月26日に名古屋キャンパスで開かれ、8学部の学生31人が参加して交流を深めた。
学部間交流ワークショップは、11学部を擁する本学の強みを生かすため、学生が他学部生との交流を通じ、自分たちの専門知識や強みとは何かと改めて考え、自身のアイデンティティ確立を目的としている。教育推進センターの能動的学修検討部会(部会長・坂田隆文総合政策学部教授)が主催した。
第1回目のテーマは「就職活動について」。坂田教授が講師となり、就職活動に向けた大学時代の過ごし方について講義したあと、参加者全員がグループに分かれ、実際に企業で就職活動中に出題されるテーマを用いてグループディスカッションを行った。
また、勉強会の後には、参加者全員で軽食をとりながらの交流会が開かれた。参加した学生たちは、普段関わることの少ない他学部、他学年の学生との交流により、大学時代の人脈づくりの大切さを実感したようだった。
次回は坂田教授を講師として10月29日(土)、13時から522教室で開催される。
坂田教授の講義の様子 | ディスカッションする学生① |
■ 初対面だからこそ得られるもの
「どんな学生がいるのだろう」と少し緊張しながら参加した学部間ワークショップ。
普段の授業では、他学部、他学年の学生がいてもなかなか交流することはなく「いつものメンバー」で授業を受ける毎日です。
しかし、学部間ワークショップでは、グループディスカッションを行い、初対面であるにも関わらず「いつものメンバー」でも話すことがなかったテーマで議論をしました。ディスカッションをする上で、最初はチームのみんなが緊張感しているように見えましたが、徐々に一人一人が役割をわかるようになり、とても盛り上がった議論になりました。
その後、チーム内でとにかく褒めあうという時間がありました。褒めあうことで一人一人の良さを感じることができ、そしてディスカッションの振り返りにもなりました。私自身もメンバーから褒められることで、自分では今まで気が付かなかった良い所もわかりました。また、「いつものメンバー」がいないため、友人に甘えることはできませんでした。自分が普段からどれだけ考えて行動するかが重要だなと改めて実感しました。
学部間ワークショップは初めての試みということでしたが、11学部もある中京大学だからこそこういった取り組みができるのだと感じました。次回もこのような機会があればもっと多くの学生と交流したいと感じました。
(総合政策学部3年 齊藤梨沙)
ディスカッションする学生② | 懇親会での交流 |
■ 貴重な経験
普段、自分と異なる学部の学生と接する機会はあっても、何か議論をしたり、グループディスカッションを行う機会はなかなかありません。今回この「学部間ワークショップ」に参加できたことは、自分にとって貴重で良い経験となりました。
講座では、企業が求める人物像や、就活が本格的に始まるまでにしておくべきことなどを学ばせていただき、自分に足りていない部分を再認識することができました。また、ディスカッションは1年生から3年生までがそれぞれチームを組んで、一つのテーマについて討論し、学年の差があるなかでも様々な意見を出し合うことができました。
講座後の交流会では、それぞれの学生の就活に対する意識や、今やっていること、今後しようとしていることを知ることができ、改めて自分の姿勢を見直せる機会にもなりました。
就活が始まるまでの残り少ない時間に、今回出会った人たちとの交流を一層深めていき、ここで学んだことを活かして自身の成長につなげたいと思います。
(総合政策学部3年 松岡采那)